スーパーで夕食用のギョーザを買う予定だった男性 鮮魚売り場を見て急きょ刺し身を買うことに なぜ?
近所のスーパーで刺し身を買ったときの出来事を描いた漫画が話題に。スーパーで夕食用にギョーザを買おうと思っていた男性。ところが、鮮魚売り場を見て、急きょ刺し身を買うことに…。
![近所のスーパーで刺し身を買ったときの出来事を描いた漫画のカット=中山少年(nakayama_syonen)さん提供](https://otonanswer.jp/wp-content/uploads/2023/04/2204_sashimi_01-360x360.jpg)
近所のスーパーで刺し身を買ったときの出来事を描いた漫画が、SNS上で7000以上の「いいね」を集め話題となっています。スーパーで夕食用にギョーザを買おうと思っていた男性。ところが、鮮魚売り場を見て急きょ刺し身を買うことに…という内容で、「すてきですね」「優しい世界」「これは応援したくなりますね」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。
店員の取り組みに心が温かくなった
この漫画を描いたのは、漫画家の中山少年(ペンネーム)さん(26)です。インスタグラムや漫画配信サイトでの活動だけではなく、テレビ番組「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」(テレビ東京)にも出演しています。
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
中山少年さん「ギョーザを買いにスーパーに行ったのに、急きょお刺し身に変更したくなるほどの衝撃を受けたからです。すてきな企画を考案した鮮魚コーナーの方々に感動して、すごく晴れやかな気持ちになりました」
Q.このような刺し身が売られているのを見たのは、そのときが初めてだったのでしょうか。
中山少年さん「そのときが初めてでしたが、今まではもしかしたら見落としていたのかもしれません。今回はたまたま『お知らせ』が目に入って、研修生を応援する取り組みを知りました。スーパーはお知らせや広告であふれているので見逃してしまうことが多いですが、これからは小さなお知らせにも目を向けてみようと思いました」
Q.見つけたときはどう思いましたか。
中山少年さん「初めは『価格を下げてあります』という文字が目に入り、『ラッキー! 買ってみようかな』と思いましたが、その後、ポップを見て研修生が作った商品だと分かりました。鮮魚コーナーの人の親心が感じられて温かい気持ちになり、『このお刺し身を買いたい!』と強く思いました」
Q.この出来事の後も、また刺し身を買いましたか。
中山少年さん「この出来事以降、そのお知らせを見ることはないので買っていません。普段あまり刺し身を食べる習慣がない僕ですら、『買ってみようかな!』と思うぐらいすてきな企画でした。定期的に、いろいろなお店で開催してもらえたらいいなと思います」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
中山少年さん「『研修生や新人さんを応援したくなった』という感想をたくさん頂き、うれしく思いました。他にもスーパーの研修教官になったという人から『私もこのようなメッセージを作りたい』という意見を頂き、漫画を描いてよかったなと思いました。新しいチャレンジが花咲くものであればいいなと思いますし、僕自身も初心を大切に作品作りを頑張ろうと思いました」
(オトナンサー編集部)
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