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「サイゼ論争」再燃! 初デートの店への反応、付き合う相手の見極めで参考になる?

数年前から「初デートにサイゼリヤに行くのはありか、なしか」という論争がネット上でたびたび起きています。付き合う相手を見極める上で、「サイゼ論争」は参考になるのでしょうか。専門家に聞きました。

飲食店に連れて行ったときの反応で、付き合う相手を見極められる?
飲食店に連れて行ったときの反応で、付き合う相手を見極められる?

 ファミリーレストランの「サイゼリヤ」は、手頃な価格でおいしいイタリア料理を提供することから、幅広い年代の人から人気を集めています。普段からよく利用する人も多いのではないでしょうか。一方で、数年前から「初デートがサイゼリヤはありか、なしか?」という論争がネット上でたびたび起きており、最近も、「サイゼリヤで喜んで料理を食べる女性」を描いた漫画やイラストがツイッターに相次いで投稿されたこともあり、この論争が再び注目を集めています。

 そもそも、男性が付き合う相手を見極める上で、「サイゼ論争」は参考になるのでしょうか。結婚マッチングサービス「STORIA」代表でコラムニストの沢宮里奈さんに聞きました。

初デートでの利用はおすすめしない

Q.数年前から「初デートがサイゼリヤはありか、なしか?」という論争がネット上でたびたび起こるようになり、「初デートがサイゼじゃ嫌」「(サイゼリヤでの反応を見て)金目当ての女性を排除できる」「楽しく過ごせればどの店でもよい」など、さまざまな意見があります。そもそも、男性が付き合う相手を見極める上で、「サイゼ論争」は参考になるのでしょうか。

沢宮さん「確かに参考になる部分もあるとは思いますが、初デートで女性をサイゼリヤに連れて行くのはおすすめしません。『サイゼ論争』を知らなくても、女性は自分が大切に扱われていないようなもやもやした気持ちになりますし、知っていた場合、自分が試されているような嫌な気持ちになるからです。せっかくの出会いを無駄にしないためにも、女性の見極めのためにサイゼリヤを利用するのは、やめておいた方がよいでしょう。

特にデート前はお金を持っていることを自慢していたのに、いざデートとなったときにサイゼリヤのような手頃な飲食店を選ぶケースは、女性から一番嫌われます」

Q.今年に入ってから、「サイゼリヤで喜んで料理を食べる女性」を描いた漫画やイラストがツイッターに相次いで投稿された影響で、ネット上では、「初デートが手頃な価格の飲食店(サイゼリヤや牛丼店など)でも喜ぶ女性」が高い評価を受けています。男性にとって、こうした女性は、付き合っていく上で本当に望ましいのでしょうか。

沢宮さん「望ましいかどうかは、初デートだけでは分かりません。初デートが手頃な価格の飲食店でも喜ぶ女性は、明らかに男性に対して気を遣っているといえるからです。たとえその後うまくいったとしても、初デートの場所は、付き合った後もずっと記憶に残ります。ちょっとした気持ちのすれ違いで出会いを無駄にしないためにも、少なくとも最初のうちは、それなりの格のレストランを選んだ方がよいでしょう。

ただし、もし本当にお金がなくて、手頃な価格の飲食店しか行けなかったとしたら、それでも喜んでくれる女性を選ぶのは望ましいといえます。

なお、女性は、男性と数回会って好きになってからのデートであれば、サイゼリヤや牛丼店でのデートでもまったく気になりません。むしろ毎回高いお店に連れて行かれるのは、いろいろな意味で負担になります。手頃な価格の飲食店でも喜ぶ女性が高い評価を受けていることに対しては、多くの女性が等身大の自分を受け入れられているような気持ちになるはずです」

Q.男性が初デート時に飲食店を選ぶときの注意点について、教えてください。

沢宮さん「先述のように、お付き合いをする際に、相手を試すようなことをするのはおすすめしません。本当に普段からお金がないのなら正直に言って、それ以降も安く済ませるような工夫をするべきです。

特に最初のデートについて、事前に期待させるようなことを言った場合、女性はそれなりの格好をしてデートに臨みます。そこでサイゼリヤのような、手頃な飲食店に連れて行かれたら、恥ずかしい思いをしてしまうことになりかねません。お付き合いが深まってからなら、サイゼリヤデートでも喜んで行く女性がほとんどなのですから、最初のデートでサイゼリヤに行くのは、やめた方がよいでしょう」

Q.飲食店選びのほかに、デート時に男性(あるいは女性)が付き合う相手を見極める際の基準について教えてください。相手のどのような言動に注目した方がよいのでしょうか。

沢宮さん「『飲食店で料理を多く注文し、わざと残すようなことがないか』『食事後に割り勘を申し出るかどうか』『デートの際に、興味を持って話を振ってくれるかどうか』『買い物などに関する価値観は同じか』『家族を大切にしているかどうか』などを基準にして見極めるとよいでしょう」

(オトナンサー編集部)

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沢宮里奈(さわみや・りな)

婚活マッチメーカー、コラムニスト

立教大学文学部英米文学科卒。東京海上火災保険株式会社を経て、カップリングパーティー日本最大手エクシオジャパンの新宿支社チーフとして延べ6万人の婚活男女をフォローしてきたマッチメーカー。現在、神戸の「結婚マッチングサービスSTORIA」の代表として「お見合い申し受け数」「申し込みオーケー率」「お見合い成立数」「交際数」を管理しながら成婚までをフォローするシステムを確立し、多くの30代男性を成婚に導いている。特に、男性を大改造する「婚活イメージコンサル」は普通の男子をモテメンに大改造するプランとして密かなブームとなっている。また最近では、女性へのカウンセリングとして、アンチエイジング恋愛講座など、50代になってもモテるための講座を数多く行っている。著者に「30年モテなかったあなたも1年で結婚できる本」(竹書房)。沢宮里奈オフィシャルサイト(http://rinasawamiya.com/)。STORIA公式サイト(http://dp-storia.com/)。

コメント

1件のコメント

  1. そもそも最初は「初デート」の話じゃなかったでしょ。何回めかのデートでサイゼがありかなしかって話。