オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

意気揚々とサファリツアーに参加 1時間が過ぎ、2時間、3時間、そして…「大笑いしました!」

ワイルドサファリツアーに参加したときの出来事を描いた漫画が話題に。運がよければヒョウが見られると聞き、ワクワクしながら出発したものの…。

ワイルドサファリツアーに参加したときの出来事を描いた漫画のカット=ペルナンド(pel3nando)さん提供
ワイルドサファリツアーに参加したときの出来事を描いた漫画のカット=ペルナンド(pel3nando)さん提供

 ワイルドサファリツアーに参加したときの出来事を描いた漫画がSNS上で話題となっています。スリランカで野生の動物が見られるサファリツアーに参加した女性。運がよければヒョウが見られると聞き、ワクワクしながら出発したのですが…という内容で「大笑いしました!」「軽い拷問ですね」「同じような経験をしたことがあります」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

サファリツアーの過酷さを…

 この漫画を描いたのは、主婦のペルナンド(ペンネーム)さん(34)です。以前住んでいたシンガポールでの生活や海外旅行での出来事など、過去の体験談を漫画にして、インスタグラムで発表しています。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

ペルナンドさん「2021年の7月から描き始め、同時にインスタグラムも始めました。昔からクセの強い人を引き寄せたり、珍事件に巻き込まれたりすることが多く、それを漫画にして多くの人に読んでいただきたいなと思いました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

ペルナンドさん「スリランカ旅行の中で、印象的だった出来事の一つでした。スマホにこのサファリツアーの過酷さを記録した動画が残っており、これは絶対に描かなければ、と思って漫画にしました」

Q.出発後、どのぐらいで「もういい」と思ったのでしょうか。

ペルナンドさん「2時間を経過したあたりからしんどいなと感じ始め、予定の3時間を超えたところで、もう帰りたいと思いました。途中ですれ違った車の観光客も、全員が『もうええわ』という表情を浮かべており、心の底から共感しました」

Q.どんな状況になって、ツアーを終えたのでしょうか。

ペルナンドさん「日が暮れてきたことと、おそらく、もうヒョウは見られないというガイドさんの判断で打ち切りになったと思われます。特に帰るという説明もなく、周りの景色から『さすがに戻ることにしたのかな…』と察しました。ガイドさんたちとコミュニケーションを取るタイミングがなく、全てが探り探りでした」

Q.ツアーが終わったときの心境を教えてください。

ペルナンドさん「まさに満身創痍(そうい)、放心状態といった感じでした。やっと終わったという安堵(あんど)感と、美しい夕日の光景が相まって、涙が出そうになりました。帰りの車に乗る前に頂いた紅茶とビスケットが、五臓六腑(ろっぷ)に染み渡ったことを覚えています」

Q.ツアーに参加してよかったと思ったことはありますか。

ペルナンドさん「この経験ができたことです。何の苦労もなく、サラリと動物が見られて『楽しかったねー』だけのツアーだったら、思い出の一部で終わったことでしょう。しかし、さまざまな要素が重なって、パンチの効いた思い出になりました。おかげで漫画にすることもでき、万々歳です」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

ペルナンドさん「笑っていただけた感じのコメントが多く、うれしく思っています。『最後までヒョウを見せてくれようとした、ガイドさんの気持ちだけもらっておきたいですね』という意見もありました。同じような経験をされた方もいて、同情のコメントも頂きました」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

ペルナンドさん「現在は主にエピソードトーク的な漫画ばかりですが、お役に立てそうな経験や情報を交えた漫画も描けたらと考えています。今年はイベントやワークショップに参加したり、趣味の珍スポット巡りをする予定なので、そこから得られたものに笑いを交えてお伝えできたらと思います」

(オトナンサー編集部)

【漫画】本編を読む

画像ギャラリー

コメント