無神経なのは、おっさんおばさん…一人っ子は全然かわいそうじゃない! 「おせっかいやめて」
“一人っ子”の是非について考えたことを描いた漫画が話題に。高齢出産でリスクが高かったため、あえて一人っ子を選んだ女性ですが…。

“一人っ子”の是非について考えたことを描いた漫画「1人っ子が可哀想ってホントかな?」がSNS上で話題となっています。高齢出産でリスクが高かったため、次の子どもを作らず、あえて一人っ子を選んだ女性。知らない人から、「一人っ子はかわいそう」「わがままになる」などと心ないことを言われますが、思うことは…という内容で「それぞれの事情があるのに」「おせっかいはやめてほしい」「愛されていれば問題なし」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
反論しても考え方は変わらない
この漫画を描いたのは、主婦のあつこ(ペンネーム)さん(40代)です。インスタグラムで育児漫画を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
あつこさん「絵は物心ついた頃から描いていました。漫画を描き始めたのは高校生くらいからです」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
あつこさん「一人っ子だと告げると、いろいろ言われることがたびたびあったので、『一人っ子は別にかわいそうじゃないんだよ』と伝えたかったからです」
Q.ご自身が「一人っ子はかわいそう」と思っていた時期はなかったのですか。
あつこさん「私自身は3姉妹でわいわい楽しく仲良しでいたので、『一人っ子は寂しいだろうな』と勝手に思っていた時期もありました」
Q.面と向かって「かわいそう」と言われたときの詳しい心境を教えてください。
あつこさん「『やっぱり、そう思われるんだなあ』と思いました。反論することでその人の考え方が変わるとも思えないので、言い返したり、議論したりはしませんでした。二度と会わない人ばかりなので、ほとんど受け流して聞いていました」
Q.そのようなことを言ってくる人をどう思いますか。
あつこさん「こういう言い方をされるのはほとんど…というか、全員ご年配の方なので、子どもへの考え方が違うんだなあと思いました。その人個人の考え方というより世代的な価値観かなと思います。こういう方には経験上、何を言っても響かないと思うので、反論することはないと思いますが、どうにもならないときは“印籠”のように私の年齢を前面に押し出すつもりです(笑)」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
あつこさん「優しい共感のコメントをたくさん頂きました。このエピソードを描いたとき、一人っ子のママさんからは共感してもらえるかもとは思っていましたが、兄弟姉妹っ子のママさんからも『子どもの数が幸せの数じゃないよね』と優しい言葉をたくさん頂けたのがうれしかったです。
『私自身が一人っ子でした。生まれ変わっても一人っ子で、この両親の元に生まれたい』と教えてくださった方がいらっしゃいました。『大人になった一人っ子がそう言うなら、やっぱり寂しくないんだ、かわいそうじゃないんだ』と心強く思いました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
あつこさん「子どもが電車好きなので、それにちなんだ旅行記を発信しています。以前のように自由に旅行できるようになれば、また新たな旅行記を描きたいです。これまで通り何気ない子どもとの日常を描きとめて、老後の楽しみにしたいなとも思っています」
(オトナンサー編集部)
独身だと結婚は?子供いないと子供まだ?
1人っ子は2人目は?2人でも3人目生んだら~?(ものすごい他人事感で)
要するに何がなんでも年下に口出ししたいんだよ。