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ついサボりがちに…「カーテン」は年何回洗うべき? 洗濯のコツや注意点は?

つい、サボりがちな「カーテン」の手入れですが、年に何回洗うのが適切なのでしょうか。専門家に聞きました。

カーテンは年に何回洗濯する?
カーテンは年に何回洗濯する?

 梅雨明けの発表が各地で相次ぎ、洗濯や掃除がしやすい時季になりました。この機会に、忘れずに手入れをしたいのが「カーテン」。長年使っていると、汚れが付着していたり、変色していたりする場合もあり、注意が必要です。

 ただ、カーテンはサイズが大きいため、干すのも一苦労で、洗濯をサボりがちになってしまうのも事実。カーテンは年に何回程度洗った方がいいのでしょうか。ハウスクリーニングアドバイザーの有賀照枝さんに聞きました。

キッチン付近では見えない油

Q.カーテンは年に何回程度洗うのがよいのでしょうか。ペットを室内で飼っている場合や、家族に喫煙者がいる場合で変わってくるのですか。

有賀さん「生活状況やカーテンがかかっている場所によって汚れ具合も違うため、自宅のカーテンの汚れ具合を見極めて洗いましょう。

例えば、キッチン付近にカーテンを設置していたり、普段から、部屋でアロマをたいていたりする場合、カーテンには目に見えない細かい油が飛んでいます。また、ペットを飼っている人はペットの毛が付くなど、カーテンが意外に汚れていますし、たばこを吸う家族がいる場合は、カーテンがヤニで黄ばんでいることが多いです。

特に決まりはありませんが、最低でも年に1回は必ず洗いたいところです。レースカーテンは白や色が薄いものが多く、汚れが目立ちやすいため、汚れ具合によっては季節の変わり目ごとに洗ってもよいかもしれません。

カーテンを洗うのにおすすめなのは、春から梅雨前、梅雨が明けてからと秋口です。エアコンをそう使わなくても過ごせる、さわやかに感じる時季に行うのがおすすめです。また、カーテンを季節によって替えている場合は、しまう前に必ず洗いましょう」

Q.カーテンを洗う際や乾かす際のコツ、注意点はありますか。例えば、乾燥機を使ってもいいのでしょうか。

有賀さん「カーテンの洗濯表示に従って洗うのが基本です。『洗濯機可』『手洗い』表示がある場合は自宅で洗えます。『洗濯ができない』という表示の場合もあるので事前に確認しましょう。

洗う際にはカーテンレールからフックごとカーテンを外し、さらにフックを外して、汚れている面が外側になるよう、蛇腹のように折り畳んで洗いましょう。レースカーテンなどデリケートな素材の場合は、洗濯ネットを使った方がいい場合もあります。

脱水をかけた後は、フックをつけ直して、ぬれたままカーテンレールに戻して形を整え、自然乾燥させます。多少シワができても、カーテン自体の重みで自然にシワも伸びてきれいになるので安心してください。

カーテンは、日光を浴びて劣化している場合があります。その場合、洗濯機で洗うとカーテンが裂けてボロボロになってしまうことも考えられるので、洗濯機を使うのが心配な場合は、浴槽などで優しくつけ置き洗いや手洗いをしましょう。また、乾燥機は使わない方が無難です。素材が傷んだり縮んだりするため、自然乾燥で十分です」

Q.カーテンを洗わないことで、どのようなデメリットが発生するのでしょうか。

有賀さん「目には見えにくいですが、カーテンにはホコリや花粉、ペットの毛など汚れが結構付いています。梅雨の季節などで空気中の水分が多くなると、その汚れをエサにカビやダニが増殖することも考えられます。

もちろん、結露などができた場合、カーテンにカビが生えることも多いため、カーテン自体の見た目を損なうことはもちろん、生地も傷みやすくなってしまいます。また、カーテンに汚れが蓄積されてくると、部屋全体がなんとなく暗くよどんだ感じになるので、カーテンは定期的に洗うのがおすすめです」

Q.カーテンによっては、水洗いができない製品もあります。その場合、どのように手入れをすればいいのでしょうか。

有賀さん「洗濯不可の場合は、基本的にクリーニング店へ依頼しましょう。必ず、フックを外してから出してください。また、定期的にハタキや洋服用ブラシを使ってホコリを落とすことを心がけましょう。ハタキや洋服ブラシがない場合は、きれいな乾いたクロスでホコリをたたいて落としてください」

Q.もし、カビが生えてしまったら、どのように対処すればよいでしょうか。

有賀さん「カーテンに生えたカビの範囲が狭い場合は、事前に洗濯表示を確認した上で、塩素系漂白剤で部分洗いを行いましょう。外したカーテンの部分洗いが必要な裏側にタオルなどを敷いて、漂白剤をつけたクロスでたたき洗いします。

カビが落ちたことが確認できたら、水で絞ったきれいなクロスで再びたたき洗いして漂白剤を洗い流すか、洗濯機で洗います。心配な場合は、目立たない部分で試してから使いましょう。また、酸素系漂白剤でしばらくつけ置きして、カビが落ちたことを確認してから、洗濯機で洗う方法もあります。

いずれにしても、カビが生えてから時間がたつとカビの色が落ちなくなるので、早めに対処しましょう」

Q.洗濯以外で、カーテンを常に清潔に保つための方法はありますか。日頃の手入れについて教えてください。

有賀さん「定期的にホコリを落とすことを心掛けましょう。また、ペットやたばこの臭いが気になる場合は、消臭スプレーを使って臭い対策も行うとよいです。

前述したように、窓の結露もカーテンがカビて汚れる原因になるため、小まめな換気など結露対策をすること、カーテンレールのホコリにも気を配るなどカーテン周りの掃除も定期的に行いましょう。結露がひどい場合は、カーテンに防水スプレーをしておくのも一案です」

(オトナンサー編集部)

有賀照枝(ありが・てるえ)

整理収納コンサルタント、ハウスクリーニング技能士

ハート・コード代表取締役。一般社団法人ライフ・アレンジ協会特別講師。2007年から家事代行・整理収納サービス開始。現場をよく知る整理収納のプロとして、セミナー講師、ジュピターショップチャンネルなどメディア多数出演中。「部屋磨きは自分磨き・職場磨きはスタッフ磨きに通じる」がモットー。著書「片付けが苦手な子が驚くほど変わる本」(青春出版社)。ハート・コード(https://www.heartscode.com/)。

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