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電車、飛行機で「モバイルバッテリー」の“発火”相次ぎSNS「怖い」 事故防止に必要な取り組みとは?

モバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなどのリチウムイオン電池を搭載した製品の取り扱いに注意するよう、消費者庁がXの公式アカウントや公式サイトで注意を呼び掛けています。

消費者庁の公式Xアカウントより
消費者庁の公式Xアカウントより

 モバイルバッテリーやスマホ、ワイヤレスイヤホン、携帯用扇風機などにはリチウムイオン電池が使われています。近年は電車や飛行機などでモバイルバッテリーが発火する事故が相次いでおり、SNS上では「怖い」「危険物として持ち込み禁止にするしかないな」などの声が上がっています。リチウムイオン電池を搭載した製品の取り扱いに注意するよう、消費者庁がXの公式アカウントや公式サイトで注意を呼び掛けています。

 消費者庁によると、ワイヤレスイヤホンやスマートウオッチ、携帯用扇風機に関して、次のような事故が発生しているのことです。

【ワイヤレスイヤホン】
・4年前に購入したワイヤレスイヤホンが充電後に発火し、一緒にかばんに入れていた水筒などを焦がした。

・ワイヤレスイヤホンを使っていたら爆発し、首をやけどして衣服が少し焦げた。

【スマートウオッチ】
・ネット通販で購入したスマートウオッチが充電中に熱で溶けた。

・スマートウオッチを腕につけたまま寝ていたところ、深夜に突然発火して、腕にやけどをし、シーツが焦げた。

【携帯用扇風機】
・パソコンのUSBポートに接続し使用していた携帯用扇風機が突然火柱を上げ発火した。

・かばんに充電済みの携帯用扇風機を入れていたところ、かばんから煙が出てきて異臭があった。慌てて取り出したところ発火した。

 消費者庁は「リチウムイオン電池が搭載された製品の取り扱いを誤ると、リチウムイオン電池の破損などにより発熱、発火といった事故につながる危険性がある」と注意喚起。リチウムイオン電池が搭載された製品の使用時は次の点に注意するようアドバイスしています。

【リチウムイオンが搭載された製品に関する注意点】
・強い衝撃や圧力を加えないようにする。
・高温になる場所では使用・保管しないようにする。
・充電は、安全な場所で、なるべく起きているときに行う。
・異常を感じたら使用を中止する。
・発火したときはまず安全を確保し、できれば大量の水で消火する。
・製品情報、リコール情報を確認する
・公共交通機関では、持ち込みルールを守る。

(オトナンサー編集部)

【要注意】「えっ…モバイルバッテリー以外も!?」 これがワイヤレスイヤホン&スマートウオッチの“発火事故”の事例です

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