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バラさないでよ! “ネタバレNG”の私がその理由を考察した漫画 OK派とNG派で激論に

ネタバレの是非について考察した漫画が話題に。ネタバレは絶対NGだという女性は、推理もののテレビ番組を例に挙げ、ネタバレOKの友人と理由を話し合いますが…。

漫画「みなさんはネタバレOKですか?」のカット=あねがわ(@anegawa1570)さん提供
漫画「みなさんはネタバレOKですか?」のカット=あねがわ(@anegawa1570)さん提供

 ネタバレの是非について考察した漫画「みなさんはネタバレOKですか?」が、SNS上で話題となっています。ネタバレは絶対NGだという女性。推理もののテレビ番組を例に挙げ、ネタバレOKの友人と理由を話し合いますが…という内容で、「同じシーンを何回も見直すのでネタバレOK」「ドキドキ感を楽しめるのは初回だけ」「作品にもよる」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

物語に感情移入するのでネタバレNG

 この漫画を描いたのは、あねがわ(ペンネーム)です。普段は会社員として働きながら、趣味で漫画を描いています。

Q.漫画を描き始めたのはいつ頃からでしょうか。

あねがわさん「10歳から描き始めました。当時大好きな漫画があり、それを写すように真似て描いていました。その後、模写ではなくオリジナル漫画を描くようになりました」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

あねがわさん「家族と推理系のテレビドラマを視聴したことがきっかけです。私は犯人が分からずドキドキしながらラストを待っていました。『犯人誰だろう』と食い入るように見ていたら、家族が『あ、犯人は××じゃない?』とつぶやきました。確かに思い当たることがあると思った瞬間、犯人はやはり××でした。

これは『ネタバレ』ではありませんが、私の中ではネタバレした時にモヤモヤする気持ちと酷似していました。第三者の発言で、物語にのめり込めなくなったという意味ではネタバレに近い感覚だったのだと思います。『世の中にはネタバレNGと思っている人がいるんだよ』という、モヤモヤした気持ちを表現しました」

Q.あねがわさんが、ネタバレNGの理由は。

あねがわさん「『この作品の最後はどうなるんだろう』と、物語の過程にのめり込んだ上でラストを楽しみたいからです。物語の結末は自分で気付くか、『そうだったのか!』と作品から気付かされたいです。

物語の登場人物と一緒に喜怒哀楽を共有し、物語と同じ空間で過ごすような感覚で視聴しています。そこに第三者の言葉が入ってしまうと、『物語と私』という世界観が崩壊する気がします。実際にネタバレしてしまうと、登場人物や役者に共感できなくなり、興味をなくしてしまいます」

Q.ネタバレNGを身近な人と共有していますか。

あねがわさん「公言しています。周囲は理解のある人ばかりでネタバレ発言はしません。ネタバレOK派が多いですが。ネタの伏せ方に個人差があるので、たまにネタバレしかけたこともありますが、伏せてくれていること自体に愛があると考えているため、聞かなかったことにしています(笑)」

Q.SNS上では、ネタバレNGの人に対し、「同じ作品を何度も見返したりはしないのか」というコメントもありました。

あねがわさん「好きな作品は何度でも見たいですし、見ます。過程とラストが重要なのは初回だけです。初めての作品を見た時、(1)『どうなるんだろう(ワクワク)』(2)『え、まさか、こんな事が!?(ドキドキ)』(3)『こういうラストか!(納得)』という、自分が満足する過程を踏むことでその作品は消化され、昇華します。

2回目以降は、初回で気付かなかったシーンを見つけて楽しんだり、好きなシーンに萌えたり、大好きな作品であれば結末が分かっていても感情移入して作品に没頭できます」

Q.漫画について、読者からどのような意見が寄せられていますか。

あねがわさん「非常に多くのご意見を頂きました。ネタバレOK派の中には『あえて過程やラストを調べてからでないと視聴できない』『ドキドキハラハラが苦手だから、大まかな流れを把握してから視聴したい』などの意見がありました。

一方、NG派からは『その作品の面白さやジャンルを知ることなく見たい』という意見を頂いています。私と友人だけでは知り得なかったOK派、NG派、双方の意見が聞けました」

Q.創作活動で今後取り組んでいきたいことは。

あねがわさん「私は歴史オタクで、もともと幕末や地元・岩手の歴史に関する創作漫画を描いていました。歴史の面白さや登場人物の喜怒哀楽を今まで通り描いていきたいです。日常をテーマにした漫画では、価値観に関することを今後も描いていきたいです。

今回のように、一つの事柄でもさまざまな価値観と見解があるので、自分の思い込みで描くのではなく、さまざまな意見を上手に描いていきたいです。そうすることで、自分とは異なる価値観を持つ人を知るきっかけになれたらと思っています」

(報道チーム)

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