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伊藤園、缶入り「とん汁」発売へ 広口缶は業界初、フード系飲料市場の活性化狙う

伊藤園が缶入りの「とん汁」を新発売。忙しい朝の「小腹」需要を狙います。

10月22日発売の「とん汁」(伊藤園ホームページより)
10月22日発売の「とん汁」(伊藤園ホームページより)

 伊藤園(東京都渋谷区)は10月22日、缶入りの「とん汁」を新発売します。寒くなる冬場に向けて、旬の食べ物である豚汁を缶で提供。忙しい朝の時間帯の「小腹を満たす」需要を取り込み、フード系飲料市場の活性化を狙います。同社によると、豚汁を広口缶で発売するのは業界初。

通勤・通学時間帯の需要狙う

 フード系飲料「とん汁」はジャガイモ、ゴボウ、こんにゃくの3種類の具材が入っています。豚肉は入っていませんが、ポークオイルで豚汁の味を表現。具材を最後まで楽しめるように広口缶を採用しました。希望小売価格は130円(税別)。

 伊藤園は、近年の即席みそ汁市場の伸長に注目。女性の社会進出で、持ち帰り弁当や総菜といった「中食」の需要が増加傾向にあることや、単身世帯や2人世帯の増加に伴い、家庭内で調理をする世帯が減少したことなどが背景にあると分析しました。みそ汁類の中でも人気の高い豚汁を商品化することで、フード系飲料市場のさらなる活性化を図る狙いです。

 同社広報部の担当者は「当社では、他にもコーンポタージュやおしるこなどのフード系飲料を発売しています。他の飲料同様、忙しい朝の通学・通勤時間帯に飲んでいただき、小腹を満たしていただきたいと考えています」と話しています。

(報道チーム)

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