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入り口はコンセント大! 家を再現したジオラマに「リアルすぎる」「ファンタジー」と反響

コンセントと同じくらいの大きさの“部屋の入り口”があるジオラマが話題となっています。

「小人の階段」=Mozu(@rokubunnnoichi)さん提供
「小人の階段」=Mozu(@rokubunnnoichi)さん提供

 コンセントの横に、コンセントと同じくらいの大きさの“部屋の入り口”があるジオラマがSNS上で話題となっています。小さな階段や照明も、本物の家のようにリアルに作られており、「リアルすぎてびっくり」「自分の家の階段そっくり」「ファンタジーの世界に入ったような気持ち」などの声が上がっています。ジオラマを作った男性に聞きました。

「ガンプラ」との出合いがきっかけ

「小人の階段」と名付けられたジオラマ。部屋の内部は白壁で、絵画と手すりが取り付けられています。ツイッターに投稿された動画を再生すると、カメラが階段を上っていき、階段の一段一段が精巧に作られているのが確認できます。階段を上った先にはドアがあり、自分が“小人”として部屋に入ったような感覚を味わえます。

 このジオラマを制作したのは、Mozuさん(20)です。ジオラマとコマ撮りアニメを制作するジオラマアニメーターとして活動しています。中学生の頃から本格的にジオラマ制作を始め、2017年に作品集「MOZU 超絶精密ジオラマワーク」(玄光社)を出版しました。

「小人の階段」の制作期間は約4カ月。階段はプラスチック板で形を作り、木目調に塗装しました。部屋の照明は、LEDを半透明のプラスチック板で覆い、ぼんやりとした光を表現しています。コンセントはホームセンターで購入した実物です。階段の入り口付近に飾られている「space」というタイトルの絵画は、同い年のデザイナー志望の人が描いた作品です。

 Mozuさんに話を聞きました。

Q.これまでに制作したジオラマの作品数は。

Mozuさん「11作品です」

Q.昔から創作に取り組んでいたのですか。ジオラマを制作するようになったきっかけ、理由は。

Mozuさん「物心ついた頃から、両親が積極的に物作りをさせてもらえる環境を整えてくれました。漫画家志望だった父の影響で、保育園の頃から漫画を描き始め、一時期は漫画家を夢見たこともあります。ジオラマの制作に取り組むようになったのは、小学5年の頃に初めてガンダムのプラモデルを作ったことがきっかけです。模型作りの楽しさを知りました」

Q.新作「小人の階段」を作ったきっかけは。

Mozuさん「私がコンセントの横にある小さな部屋を想像して入ってみたくなった、つまりその世界を見たくなったからです」

Q.制作時に工夫したこと、苦労したことは。

Mozuさん「コンセントと対比することで、部屋のサイズ感を一目で分かりやすくなるようにしました。部屋の中にある階段を作るのが難しかったです」

Q.過去に制作したジオラマで反響が大きかった作品は。

Mozuさん「高校1年の頃に制作した『自分の部屋』はツイッターで5万『いいね』、19歳の頃に描いた『リアルな三角定規』は26万『いいね』をそれぞれ頂きました」

Q.次回はどのようなものを作りたいと考えていますか。

Mozuさん「小人シリーズを作ろうと考えています。内容はまだ決まっていません」

 まだ20歳のMozuさん。今後、制作する作品からも目が離せません。

(報道チーム)

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