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夫との日常を描いた漫画「私のおっとり旦那」に思わず涙腺が…「素敵な夫婦」「涙が止まらない」

夫婦がテーマの漫画が話題に。いつも穏やかでユーモアのある夫と過ごす日常を、複数の短編に分けてまとめた内容で、「素敵な夫婦」などの声が上がっています。

漫画「私のおっとり旦那」のカット=木崎アオコ(@aokororism)さん提供
漫画「私のおっとり旦那」のカット=木崎アオコ(@aokororism)さん提供

 夫婦がテーマの漫画「私のおっとり旦那」がSNS上で話題となっています。いつも穏やかでユーモアのある夫と過ごす日常を、複数の短編に分けてまとめた内容で、SNS上では「素敵な夫婦」「涙が止まらない」「こんな人と出会いたい」「旦那を大切にしなければいけないと気付かされた」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

思いやりの気持ちを忘れずに

 漫画を描いたのは、漫画家の木崎アオコ(ペンネーム)さん。「ONE SHOT KILLER」「SEVEN」「GLASS FEET」「ISSEN」「オズの魔宝使い」などの作品を手がけています。

Q.漫画を描き始めたきっかけは。

木崎さん「幼少期に『赤ちゃんと僕』を読んだことがきっかけです。読んでいて、感情を揺さぶられるのは『コマ割り』が鍵なんだなと、漫画の技術面に興味を持ち始めました。小学校低学年の頃に自分で漫画を描くようになり、学校の掲示板係で冒険系の漫画を連載していました。

しかし、親が漫画家になることに猛反対し、漫画を描くと怒鳴られたり、道具を捨てられそうになったりしたため、いつも、友達の家や学校でワイワイしながら描いていました。本格的に道具をそろえて描き始めたのは一人暮らしを始めてから、20歳以降だったと思います。

遅いですよね(笑)」

Q.旦那さんを題材に漫画を描いたきっかけは。

木崎さん「今年の初めに『Pixiv』で開催された、エッセイコンテストがきっかけです。エッセイ漫画は以前から描きたいと考えていました。旦那の言い回しなどが私のツボで、絶妙に面白く、付き合っていた頃からちまちまと語録を取っていました。

それを生かし、シュールでほっこりした漫画にしようと描きました。連載につながる賞は頂けませんでしたが、結果的に話題になり、たくさんの人に読んでもらえるようになってうれしい限りです」

Q.夫婦円満の秘訣(ひけつ)は何だと思いますか。

木崎さん「あくまで私たち夫婦の話ですが、どちらが悪いとか正しいとかをジャッジすることよりも、お互いの気持ちを思いやることを一番大事にしています。旦那が大好きで、大切にしたいですからね。

どんなことがあっても、その気持ちが相手に伝わっていれば、お互いに幸せでいられるかなあと思います」

Q.旦那さんが怒ることはあるのでしょうか。

木崎さん「旦那が怒ったことはほぼないですね。いつも、私が怒ることの方が多いです。そもそも、けんかのきっかけも旦那が部屋を散らかすとか、約束事を守らなかったとか、私のアイスを全部食べたとか小さなことばかりですので、だいたい次の日には仲直りしています。

一度だけ、私が家出するほど大げんかしたことがありますが、それはまた漫画に描きます(笑)」

Q.読者からはどのような意見が寄せられていますか。

木崎さん「意外にも、『共感した』という内容の感想を多く頂きました。こんなケースはうちだけかなと思っていましたが、やはりどこか共感いただけるポイントがあるようで、新鮮で面白かったです。また『つらい時に読んでほっこりできた』などの感想を頂くと、とてもうれしくなります」

Q.今後、取り組んでいきたいことは。

木崎さん「ファンタジーバトル漫画やホラー漫画(流行のデスゲーム系ではなく、1980~90年代にかけて全盛期を迎えたクラシックなもの)、コミックエッセイ、絵本を描くのが夢です。これからもコツコツと意欲的に執筆活動を続けていきたいです」

(報道チーム)

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