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「保育士は腰痛になりやすい」は本当? 労災認定されるの? 真偽&対策を聞いてみた

子どもを抱く機会が多い保育士は、腰痛をできるだけ防ぐためにどのような対策をしているのでしょうか。保育士に聞きました。

保育士の腰痛対策は?
保育士の腰痛対策は?

 子どもを抱っこする機会が多い保育士は、腰痛になりやすいといわれています。もし業務中に腰痛になった場合、労災が認められるのでしょうか。腰痛をできるだけ防ぐために、普段からどのような対策をしているのでしょうか。保育士の新倉真佐子さんに聞きました。

上半身の力だけで子どもを抱き上げない

Q.保育士は腰痛の人が多いとよく聞きますが、本当なのでしょうか。

新倉さん「もちろん『腰痛とは無縁だよ』という人もいると思いますが、現場では『腰が痛い』『肩が痛い』と言い合うことがよくあります。

また、『突然抱きつく』など、子どもが予想外な行動をして、ぎっくり腰になってしまったというケースもあるようです」

Q.業務中に腰痛になってしまった場合、労災認定されるのでしょうか。

新倉さん「『何らかの事故に巻き込まれた』といった明確な理由があれば別ですが、日常の保育業務で腰痛が起きたとしても、労災として認定されるのは難しいのではないでしょうか。

少なくとも、私は腰痛で労災が認定されたという話は聞いたことがないですね」

Q.腰痛にならないように心掛けていることや、腰痛になってしまったときのケアの方法について、教えてください。

新倉さん「これは重い荷物を持つときにも有効とされている方法だと思いますが、腕や肩など上半身の力だけで子どもを抱き上げないようにしています。しっかりと腰を落として、座った状態から抱き上げると負担が軽減されます。また、子どもたちと触れ合う前はストレッチを欠かさないようにしています。

腰のケアとしては、マッサージ店や整体院に通ったり、コルセットを巻いて業務をしたりする人が多いです」

* * *

 子どもと遊んでいるときに腰を痛めてしまったことがある人は多いのではないでしょうか。腰痛にはさまざまな症状や原因がありますが、予防やケアにも一度、目を向けておくとよいかもしれませんね。

(オトナンサー編集部)

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新倉真佐子(にいくら・まさこ)

保育士

保育士、チャイルドコーチングアドバイザー。小学生の育児をしながら、フリーランスで保育士保育の仕事に従事。「子どもと関わる全ての人が笑顔でいられるように。」をモットーに25年以上、保育一筋でキャリアを歩む。

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