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最安は「足立区」6万8880円! 「健康で文化的な住生活」に不可欠な「25平米」、東京23区の平均家賃は? LIFULL調査

LIFULLが、「健康で文化的な住生活を送るのに必要不可欠な広さ」と言われている25平米の平均家賃の調査結果を発表しました。東京23区の平均家賃はどのくらいなのでしょうか。

「健康で文化的な住生活」のための平均家賃は?
「健康で文化的な住生活」のための平均家賃は?

 LIFULL(ライフル、東京都千代田区)が運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME’S」が、国土交通省が単身者における「健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な住宅の面積に関する水準」として提唱する「25平米」に関して、東京23区の平均家賃を調査。その結果を「東京23区 25平米の平均家賃ランキング」として発表しました。

エリアによって大きな差

 対象期間は、2022年1月1日~同年12月31日。対象エリアは東京都。対象物件は「全ての間取り」「アパート、マンション」「専有面積25平米」「築年数30年以内」「駅徒歩10分以内」「賃料1万円以上~100万円以下」の条件に当てはまる賃貸物件で、同サイトに掲載された物件の平均賃料(管理費・駐車場代などを除く)を調査したものです。

 国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」では、「健康で文化的な住生活」を送るために必要不可欠な住宅の面積に関する水準である「最低居住面積水準」を世帯人数に応じて定義。単身者の場合、最低居住面積水準は「25平米」(壁芯面積)と定められています。

 調査の結果、東京23区の「25平米」の平均家賃は9万1848円。最も安いのは足立区の6万8880円、最も高いのは港区の14万1428円です。その差は7万2548円と倍以上となっており、同じ東京23区といっても「健康で文化的な住生活を送るのに必要不可欠な広さ」を確保するために必要な家賃は、エリアによって大きな差があることが分かりました。

 なお、家賃の目安として「手取り収入の3分の1以内」というものが一般にいわれていることを受け、同社は「東京23区 25平米の平均家賃ランキング」をもとに、家賃を「手取り収入の3分の1」に当てはめた場合の手取り月収の目安も算出。その結果、東京23区内で25平米の物件に住む場合の手取り月収は単純計算で、20万6640円~42万4284円程度となりました。

「健康で文化的な住生活を送るのに必要不可欠な広さ」に近い広さを確保するポイントについて、LIFULL HOME’S事業本部の塩尻優介さんは、「築古物件も検討する」「『ロフト』付き物件を狙ってみる」「東京23区外や近郊県も対象にする」の3つを提案。「人や物件、間取りによっても、広さの感じ方はそれぞれですし、豊かな暮らし・住まいにおいて何を優先すべきかは異なります。あくまでも目安とし、ライフスタイルや周辺環境も含めて、自分にとって納得できる部屋探しを行いましょう」とコメントを寄せています。

(オトナンサー編集部)

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