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“武器”になる時計!? 千趣会・通販サイトの商品説明が「面白すぎる」と話題に、担当者に聞く

千趣会の通販サイトにある「インテリア雑貨」コーナーが面白いと話題になっています。「いざというとき武器になる」「甘えるな」など、およそ商品説明とはかけ離れた文言に「面白すぎる」といった声が。同社に聞きました。

痛々しい形をした時計
痛々しい形をした時計

 千趣会の通販サイトにある、「インテリア雑貨」のコーナーが面白いとSNS上で話題となっています。「いざというとき武器になる」「たぶんそれしんどい」「甘えるな」など、商品説明とは一見無関係なキャッチコピーが並び、SNS上では「面白すぎる」「なんだこれは」「下手な美辞麗句よりも買いたくなる」などの声が上がっています。企画担当者に話を聞きました。

SNSの拡散を意識したキャッチコピー

 話題になっているのは、千趣会の通販サイト「BELLE MAISON(ベルメゾン)」の家具・収納ページにある「おもしろインテリア」というコーナーです。2017年6月に開設され、約50種類のインテリア雑貨を紹介しています。

「まじめにこんなのも売ってます」という文言の下に「ベルメゾンの様子がいつもと違うようです。何かいやなことでもあったのでしょうか」と気になる言葉が続き、写真付きで商品説明が始まります。

 放射状に角が突き出たようなデザインの時計は「いざというとき武器になる」、スプーンとフォークをつり下げたデザインのペンダントライトは「来客用」、動物型のフックは、口に物を掛ける形のためか「い゛た゛い゛」、バスの座席に似た座いすは「観光バス」など、商品の特徴を表現しつつも、ひとひねり加えたキャッチコピーが満載です。中には「観葉植物の移動が楽にできる天然木のプランターワゴン」という商品に「甘えるな」というコピーまで。

 ここまで書いて、本当に大丈夫なのでしょうか。

Q.なぜこのコーナーを設けたのですか。

担当者「『おもしろインテリア』は、拡散力のあるSNS上で『ベルメゾンがこんなことやっている』と注目してもらえる企画を目指すとともに、たくさんの商品の中で、なかなか探し当てられない商品を知ってもらいたい気持ちから生まれました。20代以上で日常的にSNSを利用している人をターゲットにしています。これまであまり接点のなかった人にも『ベルメゾンを使ってみよう』と思っていただければうれしいです」

Q.「いざというとき武器になる」など奇抜なキャッチコピーを採用した意図は。

担当者「真面目な商品説明は別のページに掲載していますし、普通の商品紹介では話題にならないと思ったからです。『商品(の説明)が頭に入って来ない』という声も頂きますが、『ベルメゾン』のことを、よりたくさんの人に知っていただき、今後の買い物の際に思い出してもらうきっかけになれば幸いです」

Q.反応はいかがですか。

担当者「賛否両論ありますが『おもしろい』『クスッときた』などの声を頂戴しており、うれしいです。正直、ここまで話題になるとは思っていませんでしたが、多くの方に興味を持ってもらえてありがたいです」

Q.このコーナーで今後、計画していることは。

担当者「商品の入れ替えも含め、鮮度ある更新をしていきたいです。どこまで興味を持っていただけるか分かりませんが、時々のぞいてみたくなるようなページに成長させたいと思います」

(報道チーム)

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