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滝藤賢一「相手のために芝居する」哲学とは ドラマ「ミス・シャーロック」で刑事役

4月27日から「Hulu」で配信される連続ドラマ「ミス・シャーロック」で警視庁捜査一課の刑事・礼紋元太郎を演じる滝藤賢一さんに、役作りや40代の目標などを聞きました。

滝藤賢一さん
滝藤賢一さん

 4月27日から動画配信サービス「Hulu」で配信されるオリジナル連続ドラマ「ミス・シャーロック」で、警視庁捜査一課の刑事・礼紋元太郎を演じる滝藤賢一さん。同作は、医療ボランティア先のシリアから帰国した外科医師・橘和都(貫地谷しほりさん)が事件に巻き込まれ、捜査中にシャーロック(竹内結子さん)と名乗る女性と出会います。彼女は難事件を天才的な洞察力で解決してきた捜査コンサルタントで、二人は協力しながら事件に挑んでいく…というストーリーです。

 オトナンサー編集部ではこのほど、滝藤さんに単独インタビューを実施。役作りや役柄との共通点、40代の目標などを聞きました。

ディテールを積み重ねること

Q.シャーロックが女性ということについてどう思われましたか。

滝藤さん(以下敬称略)「なるほど! なんで今までやらなかったのかなと気付かされました。女性の方が繊細だし、いろいろなところに気がつく気がします。また、瞬間的な記憶は女性の方が強いと聞いたことがあります。シャーロックは男性が演じてきましたが、女性的な要素はいっぱいあったんじゃないでしょうか。そう考えると、ベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニー Jr.も女性的に見えてきますね」

Q.シャーロック・ホームズはお好きですか。

滝藤「本作に出演し出た後、カンバーバッチ版を見ましたが、めちゃくちゃ面白かったです。ものすごいスピードでまくし立てるようにセリフをしゃべっていましたね(笑)1話に3話分くらいの情報量が入っているんじゃないかと思いました」

Q.シャーロックを演じる方は、まくし立てる役作りの俳優さんが多いです。

滝藤「人を傷つけますよね。ああいう風に生きていたら嫌われるんじゃないかしら(笑)でも、彼女の周りに人が集まるのは魅力があるからでしょうね。それに、事件をちゃんと解決していますから。犯人を捕まえることで、事件で苦しんでいる人達を少なからず救っていくことになる。シャーロックには、そういう絶対的な力があります。だから、礼紋は彼女と行動を共にするのかもしれません」

Q.礼紋についてどのような役作りをされましたか。

滝藤「愛妻家でダンディーで部下思い。普段の僕と同じですからね、特に役作りはしていません(笑)監督からも多くを言われなかったので、目の前の俳優さんとセッションすることを楽しんでいました。脚本も面白かったですし、キャストも素敵な方がそろっていたので、オーバーアクトにならないように細かくリアクションしていき、それを積み重ねていきました」

Q.役作りにストイックと聞きますが、役作りで楽しいことは何でしょうか。

滝藤「小道具さんが用意してくれたものはできる限り使うとか、ワンポイントで入ってきた俳優さんと絡むとか。放ったらかしにしないで、目の前にあるものは可能な限り使ってみる。自分がいくら役を作っていっても、現場に行かないと何があるかはわかりません。現場に入って相手とセッションを重ねていくうちに、『これはいいかも』とかアイデアが浮かんできます。

芝居は、ディテールの積み重ねだと考えています。相手のために芝居することを大事にしています。自分にカメラが向いている時に何かをしようとするのではなく、相手にカメラが向いている時にベストパフォーマンスをして相手の力を引き出す。それで相手がほおを赤らめたり、怒ったり泣いたりするわけですから。一人でやっていたら大変ですよ」

Q.礼紋とシャーロックの距離感が序盤と終盤で変わっているように見えます。あの距離感の演じ分けはどのようにされたのでしょうか。

滝藤「自分の中では演じ分けたつもりはないんですが。シーンの目的を果たしていくと、おのずとそうなっていったんですかね。脚本が素晴らしかったので特に何かをしようとはしていません」

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