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「男性にはモテるのに、女性には嫌われる」女性の特徴って?

「男性からはモテるけど、同性の女性からは嫌われている」という女性がいます。どんな特徴があるのでしょうか。

「女に嫌われる女」の特徴とは?
「女に嫌われる女」の特徴とは?

「男性からはモテるのに、女性からは嫌われている」という女性がいます。このような女性に嫌われる女性の特徴としては、「こびを売っている」「ぶりっ子」「あざとい」などがよく挙げられますが、ネット上では「男にモテるから嫉妬されてるだけじゃない?」「単純に、人として好かれていない可能性もある」などの声もあります。男性にはモテるのに、女性には嫌われる女性の特徴について、結婚マッチングサービス「STORIA」代表でコラムニストの沢宮里奈さんに聞きました。

性格は意外にもサバサバしている

Q.「男性からはモテる(好かれる)のに、同性には嫌われる女性」に共通する特徴とは。

沢宮さん「このような女性には『行動』『心理』『性格』の要素ごとに、次のような特徴が見られると考えられます」

【行動】
・女性との付き合いには手を抜くが、男性には愛嬌(あいきょう)やお世辞を惜しみなく振りまく
・男性の友人と出かけたり、一人で出かけたりすることが多い
・年上/年下問わず、男性と話すことに躊躇(ちゅうちょ)がない

【心理】
・「男性に比べ、女性から好かれることにはメリットが少ない」と思っている
・男性から得られるもの、権威、守護などのメリットを身をもって知っている
・モテることで自己承認欲求が満たされている

【性格】
・むしろ、男性的。女性との付き合いは「暗黙の了解」が多く、難しいと感じている
・意外にサバサバしていて、固執しない
・「自分」をしっかり持っており、周囲からの評価には良い意味で無頓着

Q.このような女性は、なぜ男性に好かれ、なぜ同性に嫌われるのでしょうか。

沢宮さん「コミュニケーションにおいて、男性に対してはシンプルに、褒め言葉や笑顔が響きます。それだけで『良い人』という評価が得られ、報酬が返ってくることも多いため、『労力対効果』が高いのです。

一方、女性に対して褒めたり、笑顔を振りまいたりしても、それが当然であるばかりか、過剰にしすぎると『何か裏があるんじゃないの』と勘ぐられるなどして、損をすることが多いため、ストレスのもとになりがちです。そこで、『男性に好かれる』という、メリットが大きいことに比重を置き、同性から好かれることは後回しにしているのです。

また、男性からモテることは優越感をもたらすため、自然と態度にも現れます。そのため、同性からは嫉妬されるだけでなく、『嫌な人』『避けたい人』と評価されがちなのです」

Q.婚活市場において「男性からはモテるのに、同性には嫌われる女性」は有利でしょうか。

沢宮さん「婚活市場だけを考えれば、単純に有利です。多くの男性からモテることで選べる範囲も広がりますし、好きなタイプの人から好かれる確率も高まります。同性から邪魔される可能性はありますが、結婚直前まで知られないようにすることで避けることもできるでしょう」

Q.このような女性の性質に、同性である女性は敏感に気付くケースが多いようですが、それはなぜだと思われますか。

沢宮さん「女性の方が一般的に、表情や心の変化に気づく能力にたけているからです。古来、子育てを担ってきた女性たちは、子どもに熱があったり、普段と違う泣き方をしていたり、嫌なことがあったりしたら、すぐに気づいてあげられるよう、細かい表情や色の変化に敏感に反応する能力が発達してきたのです」

Q.一方で、このような女性の性質に、男性側は気付くものでしょうか。

沢宮さん「男性が自力で気づくことは、あまりありません。たとえ『男性には一段高い声で、女性には愛想のない声で話す女性』がいたとしても、男性は自分に対する態度を最優先に考えるため気に留めません。仮に女性から告げ口されたとしても、むしろ告げ口した女性のことを嫌うケースが多いでしょう」

Q.「男性からはモテるのに、同性には嫌われる」ことを自覚し、コミュニティー内の人間関係に悩みを持つ女性もいるようです。このような性質を改善することは可能だと思われますか。

沢宮さん「意識の持ち方次第で改善できる人が多いです。本気で女性との人間関係を築きたい場合は、まず『一対一の人間関係』を構築することから始めましょう。

相手としてお勧めなのは『同年代』かつ『同じ環境(職場、学校など)にある人』です。最初はこのような人とコミュニケーションを持ち、『対等の関係を築くこと』『決めた約束は必ず守ること』を意識してみてください。

例えば、『頂き物に対して、同程度の品物をお返しする』『遊びに行く約束をしたら、彼氏からデートの誘いが来ても必ず行く』など最低限のマナーを守りましょう。慣れてきたら、比較的“ゆるい”女子会に参加し、全員に気を配ることを練習していきます。

ただし、女性との付き合いに慣れていない人が急に溶け込もうとしても、突然仲間外れにされたり、悪口を言われたりして、対処法が分からず気持ちが沈んでしまうことがあります。そんなときは無理をせず、傷が浅いうちに離れることも大切です」

(オトナンサー編集部)

沢宮里奈(さわみや・りな)

婚活マッチメーカー、コラムニスト

立教大学文学部英米文学科卒。東京海上火災保険株式会社を経て、カップリングパーティー日本最大手エクシオジャパンの新宿支社チーフとして延べ6万人の婚活男女をフォローしてきたマッチメーカー。現在、神戸の「結婚マッチングサービスSTORIA」の代表として「お見合い申し受け数」「申し込みオーケー率」「お見合い成立数」「交際数」を管理しながら成婚までをフォローするシステムを確立し、多くの30代男性を成婚に導いている。特に、男性を大改造する「婚活イメージコンサル」は普通の男子をモテメンに大改造するプランとして密かなブームとなっている。また最近では、女性へのカウンセリングとして、アンチエイジング恋愛講座など、50代になってもモテるための講座を数多く行っている。著者に「30年モテなかったあなたも1年で結婚できる本」(竹書房)。沢宮里奈オフィシャルサイト(http://rinasawamiya.com/)。STORIA公式サイト(http://dp-storia.com/)。

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