オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

「給料が変わると思えない」「寿命が縮まるだけ」…働く男女が答えた「出世したくない」リアルな理由

「出世・給与」に関する調査結果が発表されました。いまどきの働く男女が「出世したくない」と考える理由とは……。

ビジネスパーソンたちの「出世欲」は?
ビジネスパーソンたちの「出世欲」は?

 結婚相談所や婚活サービスを提供するQ.E.D.パートナーズ(川崎市)が、「出世・給与」に関する調査を実施。その結果を発表しました。

「出世したい気持ちが強い」人はわずか6.0%

 調査は2022年12月、企業で社員として働く男女を対象に、インターネットで実施。200人から有効回答を得ています。回答者の性別は、男性が49.0%、女性が51.0%。年代は、20代が22.0%、30代が44.5%、40代が33.5%です。

 まず、「自分の出世欲」について聞いたところ、「出世に興味がない」と回答した人が42.5%でトップとなりました。「出世したくない」(15.0%)と合わせると、出世を望んでいない人、出世に興味がない人が全体の57%を占める結果となっています。一方、「多少は出世したい」人は36.5%、「出世したい気持ちが強い」人はわずか6.0%でした。

 回答の理由を見ると、「出世に興味がない」と回答した人からは、「上司を見ていると今の会社では出世はしたくないと思ってしまいます」「出世せず、このままの方がプライベートと両立できそう」「出世しても待遇や給料が変わるとは思えないからです」「出世をすることで今まで以上に責任が強くなることがつらい」「所詮は一企業の中での順位付けだと思っているので、あまり大きな意味を見いだせないから」「出世をして大変な思いをするより、気楽に細く長く続けたいから」といったコメントが寄せられました。

「出世したくない」と回答した人からも、「給料もそんなに上がらないのに責任が重くなるから」「今の会社では出世しても寿命が縮まるだけで、それに見合った報酬がない」といったネガティブな声が多く上がっています。

 また、「日常的に接する上司の仕事に関する印象」については、「大変そう」が57.0%、「とても大変そう」が26.5%と、全体の8割以上が「大変そう」なイメージを持っていることが明らかに。日頃、一緒に仕事をしている直属の上司の「仕事が大変そう」な印象が、「出世したくない」と考える一因になっていることがうかがえる結果となっています。

(オトナンサー編集部)

【究極の2択】「年収1000万円だけど激務」vs「年収500万円で普通の業務量」…どちらかを選ぶなら?→働く男女200人の回答がリアル過ぎる!

画像ギャラリー

コメント