手術入院中、ナプキンをくれた女性はがんで子宮摘出…自分が嫌になった出来事が「よく分かります」
病気で入院中のエピソードを描いた漫画が話題に。「チョコレート嚢胞」の手術をした女性。さまざまな人に支えられたことに感謝をしていますが、一つだけ…。

病気で入院中のエピソードを描いた漫画「喪女がチョコレート嚢胞の手術をした話」がSNS上で話題となっています。「チョコレート嚢胞」の手術をした女性。入院中、母親や病院スタッフなど、さまざまな人に支えられたことに感謝をしていますが、一つだけ後悔していることがあり…という内容で「つらさがよく分かります」「切ない」「共感しました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。
病院にはいろんな病気の人がいる…
この漫画を描いたのは、みくるべ(ペンネーム)さん(35)です。インスタグラムでエッセー漫画を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
みくるべさん「小さい頃から絵や漫画が好きで、小学生のときにはコピー用紙に漫画を描いていました」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
みくるべさん「私の手術の体験記が何かお役に立てばと思い、漫画にしました。自分自身、病気が発覚した際に体験ブログを読んで情報収集していたので、同じ病気の方や、これから手術をする方に少しでも安心してもらえたらうれしいです」
Q.この同室の女性とは、あまり話をしなかったのですか。
みくるべさん「4泊5日の入院で、その期間は同じ部屋でしたが、会話をしたのはこのときだけでした」
Q.彼女の病気についてサラリと言われたとき、どのように思いましたか。
みくるべさん「突然のことで、心の中でフリーズしてしまいました。こんな経験がなかったので、このとき初めて、大部屋にいろいろなご病気の方がいることを知りました」
Q.お礼を言えなかった理由は。
みくるべさん「以前は人と話すのが苦手で、自分から話しかけるのに勇気が必要でした。どのように言ったら失礼にならないかを考えすぎて、行動に移せませんでした。今思うと情けないです」
Q.もし、今、この方に会えるとしたら、どのようにお礼を言いますか。
みくるべさん「『ナプキンありがとうございました!』と、親切にしていただいたことに対して、素直に感謝の気持ちを伝えたいです」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
みくるべさん「何も言えなかったことが切ない、共感した、などと感想を頂きました」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
みくるべさん「年齢や誰かが決めた“普通”にとらわれて、苦しい思いを抱えている方に、漫画を通して元気をお届けできたらうれしいです。これからも等身大の気持ちを発信して、自分らしく楽しんでいきたいです!」
(オトナンサー編集部)
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