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ママ独占…わがまま弟が好きじゃない兄、弟の初登園で見せた優しさに涙 「なんてすてき」

弟が幼稚園に初登園したときの兄の様子を描いた漫画が話題に。春から、6歳の兄と同じ園に通うことになった3歳の弟。兄は当日の弟の様子が気になって…。

漫画「僕は弟がそんなに好きじゃない」のカット=森野kuma(kuma.no.ouchi)さん提供
漫画「僕は弟がそんなに好きじゃない」のカット=森野kuma(kuma.no.ouchi)さん提供

 弟が幼稚園に初登園したときの兄の様子を描いた漫画「僕は弟がそんなに好きじゃない」がSNS上で話題となっています。春から、6歳の兄と同じ園に通うことになった3歳の弟。兄は母親を独占する弟のことを「そんなに好きじゃない」と思っていましたが、当日の弟の様子が気になって…という内容で「泣ける」「なんてすてき」「尊い兄弟愛」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

普段はけんかばかりの兄弟でも…

 この漫画を描いたのは、主婦の森野kuma(ペンネーム)さんです。インスタグラムで、兄弟育児のドタバタな日常を漫画にして発表しています。

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。 

森野さん「次男の登園初日、帰宅後に2人が『園でこんなことがあったよ』と話してくれました。普段はけんかばかりの兄弟なのに、親から離れた場所で仲良くしてくれていたことがとてもうれしくて、漫画にしました」

Q.弟と同じ園に通うことについて、お兄ちゃんは何か言っていましたか。

森野さん「長男は事あるごとに先輩風を吹かせ、園でのルールを次男に教えていました(笑)長男なりに、同じ園に通うことを楽しみにしていたのだと思います」

Q.お兄ちゃんからこのエピソードを聞いたとき、どのように感じましたか。

森野さん「普段は弟というより、ライバルといった感じで次男のことを見ているので、いつもと違った弱々しい次男に、初めて“兄”としての感情が芽生えたのかなとほほ笑ましく思いました」

Q.弟さんはお兄ちゃんの行動について、どのように教えてくれたのでしょうか。

森野さん「とてもうれしそうに、『はーちゃん(長男)が来てくれて一緒に遊んだ!』と報告してくれました」

Q.このエピソードについて、園の先生から何かコメントはありましたか。 

森野さん「次男の担任の先生が『長男くんが迎えに来て一緒に遊んでくれたので、次男くんも安心したみたいです』と様子を教えてくれました」

Q.一緒の園に通うようになり、兄弟の関係に変化は。

森野さん「相変わらず、けんかは多いですが、2人で遊ぶことが増えたかなと思います。家事で忙しいときはとても助かるのですが、母の手が必要な場面がどんどん減っているなあと寂しくも感じています」

Q.現在は、お兄ちゃんの助けがなくても園で過ごせているのでしょうか。

森野さん「長男が次男の部屋に遊びに行くことが少なくなってきたせいか、最近になって、『幼稚園に行きたくない!』と言うようになりました(笑)先生によると、園で困ったことはないようなのですが、やはり、家とは勝手が違うのと、長男という一番近い存在から離れるのが心細いのだと思います」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。 

森野さん「長男への温かい言葉がとても多かったです。普段生活している中で、長男まで手が回らないことも多いので、兄としての長男の頑張りを認めてもらえたようで、私までとてもうれしかったです」

Q.現在、取り組んでいる創作活動について教えてください。 

森野さん「以前、作品をご紹介いただいた際に『今後は育児に対するトライ&エラーについても漫画にしていきたい』とお話ししました。いくつかそういう漫画を描き、現役世代のお母さんたち以外にも、もう、お子さんが巣立った先輩方からも温かいコメントを頂きました。今後も、今直面している問題や感じたことをストレートに表現していきたいです」

(オトナンサー編集部)

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