オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

竹中直人、ドニー・イェンと共演に喜び「メークを落として、やっぱり本物だと…」

映画「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」に出演する竹中直人さんに、役作りやドニー・イェンさんとの共演の感想などを聞きました。

竹中直人さん
竹中直人さん

 映画「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」に出演する俳優の竹中直人さん。同作は、熱血刑事のファーロン(ドニー・イェンさん)は銀行強盗犯を追跡中、警察長官をひき殺してしまいそうになったことでデスクワークに左遷され、さらに婚約者から別れを切り出され、暴飲暴食に走り激太りします。

 やがて、強盗事件の容疑者を日本まで連行する任務についたファーロンですが、ヤクザの麻薬抗争に巻き込まれ、容疑者が行方知れずに…アクション俳優ドニー・イェンさんが日本を舞台に活躍するアクション映画です。竹中さんは日本の遠藤警部役で出演します。

 オトナンサー編集部では、竹中さんに単独インタビューを実施。役作りやドニー・イェンさんとの共演の感想などを聞きました。

役を作るのは見ている側

Q.台本の感想をお願いします。

竹中さん(以下敬称略)「僕は台本を読まないんです。『役者が話の流れを知った上で演じてどうするんだよ』と思っています。台本を読んで、面白い話だから出演を決めるということはしていません」

Q.役作りにしたことを教えてください。

竹中「役作りはしないですね。役を作るのは見ている側だと思います。見ている人の価値観で役が判断されるじゃないですか。見ている人が役を捉えるので、自分は役を作ったことがありません。外見は、かつらとコルセットをつけてくれということでした。眼鏡はそれに合わせて、自前の物を持っていきました。この衣装なら個性的な眼鏡がいいなと思いました」

Q.かつらのアイデアはどなたが出されたのでしょうか。

竹中「ドニー・イェンさんのアイデアで、かつらをかぶって演じてほしいと言われました。登場するたびに、かつらをずらすようにともオーダーがありました」

Q.ドニーさんとの共演はいかがでしたか。

竹中「映画『捜査官X』『イップ・マン 葉問』が好きなので、とてもうれしかったです。でも、太ったメークをしているドニーさんなので共演している気分にはならず、別の人なんじゃないかと思いました。メークを落として、素に戻るまで待っていました。それを見て、やっぱり本物だと思いました。特殊メークが見事だったので、僕にとってはドニーさんではありませんでした(笑)」

Q.お話はされましたか。

竹中「共演だけですが、特殊メークとメークを落とした2パターンで一緒に写真を撮ってもらいました。キャップやパーカ、靴も白で、全身白ずくめの人は久しぶりに見たのでびっくりしました。たまに白ずくめの人を見かけますが、ドニーさんが全身白なのは意外でした(笑)」

Q.谷垣健治監督から要望はありましたか。

竹中「特にありませんでした。ドニーさんと谷垣監督が話し合って、決められた通りに動いていました。ドニーさんの抜きに僕がいるシーンで動くと、あまり目立たないようにしてくれと言われました(笑)」

Q.演じるとき、大事にしていることを教えてください。

竹中「とにかく現場を楽しく、ですね」

Q.今回の現場は楽しい現場でしたか。

竹中「不思議な現場でした。谷垣監督はドニーさんの右腕みたいな関係なので信頼関係があります。映画の中で、僕の役はえたいの知れない男だったので、全く分からない状態で演じていました。でも、分からないことは悪いことではないので、分からない楽しさがありました」

 映画「燃えよデブゴン/TOKYO MISSION」は1月1日から全国公開。

(オトナンサー編集部)

コメント