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コロナで不自由な日々、このままおばあちゃんに…嫌だ!と思い立った私の行動 「すてきですね」

コロナ禍で新たに始めたことを描いた漫画が話題に。コロナ禍で会いたい人に会えず、旅行にも行けない不自由な日々を送っていた女性ですが…。

漫画「思い立って…2020夏」のカット=柿ノ種まきこ(kakinotane_makiko)さん提供
漫画「思い立って…2020夏」のカット=柿ノ種まきこ(kakinotane_makiko)さん提供

 コロナ禍で新たに始めたことを描いた漫画「思い立って…2020夏」がSNS上で話題となっています。コロナ禍で会いたい人に会えず、旅行にも行けない不自由な日々を送っていた女性。「気付いたら、おばあさんになっていたら…」と不安になり、ドラッグストアへ向かうと…という内容で「すてきですね」「その考え、すごく大事」「元気が出ました」などの声が上がっています。作者の女性に聞きました。

ちょっとしたことでも気分が変わった

 この漫画を描いたのは、柿ノ種まきこ(ペンネーム)さん(37)です。日雇い労働者兼SNS漫画家として活動しています。インスタグラムツイッターで日常漫画を投稿しています。サイゾーウーマンで「アラサー独身女、今日も日雇いで生きてます」を連載中です。

Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。

柿ノ種まきこさん「インスタグラムに初めて漫画を投稿したのは3年前で、友人とその友人の家族の漫画でした。この友人家族は本当にほっこりする人たちで、愛らしいその生活を形に残しておきたくて描き始めました。現在は日常の様子や日雇い労働のことなど、日々起きたことを描いています」

Q.今回の漫画を描いたきっかけは。

柿ノ種まきこさん「コロナ禍で、世の中も自分もうつうつとしているなあと感じています。そんな中で、自分ができる範囲のちょっとした変化でも気分を変えることができたと思ったので、その気持ちを共有したくて描きました」

Q.おしゃれをしようと思ったきっかけはあったのですか。

柿ノ種まきこさん「アラフォーにさしかかり、自分の中で『このままではいけない!』という焦燥感がありました。でも、このご時世で思い切り出掛けたり、友達と会ったりすることができない状況で。それなら、普段の買い物に出掛けるぐらいの外出でもおしゃれをするのっていいのかも…と思ったのがきっかけです」

Q.現在も、おしゃれは続けているのでしょうか。

柿ノ種まきこさん「続けています。最近は美容室にも久しぶりに行き、それだけですごくリフレッシュできたので、身だしなみを整えるのって大切だなと思いました。若いときは周りからどう見られるかを気にして、おしゃれをしていたのですが、最近は自分のために必要なんだと感じます」

Q.他に気分転換でしていることはありますか。

柿ノ種まきこさん「入浴剤とお茶にはまっています。どちらも香りを楽しむものなので、すごくリフレッシュできます」

Q.これから、何か挑戦したいことは。

柿ノ種まきこさん「すごく猫背なので、姿勢をよくしたいと思っています。手始めに背筋矯正下着を買ったので、姿勢がよくなった姿で新年を迎えるべく絶賛、背筋伸ばしにチャレンジ中です」

Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。

柿ノ種まきこさん「『私も●●を買いました!』という共感の声をたくさん頂き、うれしかったです。また、『私もこれにチャレンジしてみよう!』と新しいことを始めるきっかけになったというご意見も頂けて、うれしかったです」

Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。

柿ノ種まきこさん「今後も日雇い労働や家族とのやりとりなど日常についての漫画を描きつつ、中高生時代の話など、アラサー、アラフォーの同世代の方と懐かしさを共有できる漫画も描いてみたいです」

(オトナンサー編集部)

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柿ノ種まきこ

一児の母兼SNS漫画家

書籍『アラフォーまきこのごゆるり家事』(KADOKAWA)販売中。
ニュースメディア『ウォーカープラス』にて、アラフォーまきこの「ごゆるり家事」を連載中。
スイーツメディア『ufu.』にてアラフォー主婦の“我慢しなくていい”お菓子を連載中。
X(旧:Twitter):@kakinotane_m
Instagram:https://www.instagram.com/kakinotane_makiko/

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