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どんな手を使ってでも落としたい相手がいます、どうしたらいいですか?

どんな手を使ってでも落としたい相手はどうしたら落とせるのか。岸正龍さんが「とっておきの心理術」を教えてくれます。

絶対落としたい相手を落とすには…?
絶対落としたい相手を落とすには…?

 社内でモテモテの明美さんは深田恭子似の美人さん。男性社員にとって高根の花です。そんな明美さんに井上君は恋をしてしまったようです。明美さんの目の前にそびえ立つ山はエベレストより高いと評判ですが、井上君はどうしても諦めきれません。どのようなテクニックを使えば、明美さんを落とすことができるのでしょうか。

「とっておきの心理術をお伝えしましょう」と答えるのは岸正龍さん。芸人→コピーライター→デザイナーを経て、名古屋に眼鏡店をオープン。デザイナーとしても2010年に「アイウェア・オブ・ザ・イヤー」のメンズ部門、2013年にグッドデザイン賞を受けた異色の経歴です。近著に「ココロを盗む!ブラック人生相談」(辰巳出版)があります。

どんな手を使ってでも!

 岸さんは、どんな女子の心でも盗めてしまう必殺心理術があると言います。その秘儀は「犬猫トレーサー」というものです。どのようなテクニックなのでしょうか。

「まずはベースとした実験からご紹介しますね。アメリカの心理学者セオドア・ニューカム(Theodore Mead Newcomb)博士が、学生寮に入った7人の学生を対象に部屋割りの際に行った実験です。ニューカム博士は入寮に際し、宗教や人種問題などについて同じ考えを持たない学生が隣同士になる部屋割りをしました。そして、誰と誰が親しくなっていくかを調査。結果、近い部屋の人同士が親しくなっていることが分かりました」(岸さん)

「しかし、半年後に同じ調査をしてみると、部屋の近さに関係なく、考え方の似ている者同士が親しくなっていたのです。これを心理学では『類似性の法則』と呼びます。人は、『自分に似た人に好意を抱きやすい』という心理メカニズムを持っています。この類似性の法則を使って女子と仲よくなる心理術こそが『犬猫トレーサー』です」

 狙っている相手に「犬か猫かどちらが好きなのか」聞いていくだけなのですが、こんなものが本当に役立つのでしょうか。岸さんは次のように続けます。

「女の子が答える方に『そうですよね、僕もそうです』と心からの共感を示しましょう。『僕とあなたは似ている』を柔らかに主張するわけです。そこから、さらに深掘りをします。例えば、相手が『犬』と答えたのなら、『大型犬と小型犬どちらが好きですか?』と質問する。『小型犬』と答えたら、『やっぱ犬は小型ですよね、僕もなんですよ』と共感しつつ、『じゃあ、毛が短いのと毛が長いの、どっちが好きですか?』と聞く。そして、同じく同調すればいいのです」

「相手の答えるものをすべて超・肯定でトレースしていくのです。こうすると、『自分に似た人に好意を抱きやすい』心理メカニズムが相手に働いて、好意を持ってくれる確率がグンと上がります! 猫派の場合も同じですし、違う動物が出てきた場合も同様。徹底的に『ですよね、僕もそうです』を貫き通してください。犬トレーサーを使うためにはある程度、犬や猫、あるいは他の動物についての知識が必要ですが、それほど難しくはないはずです」

 心理術「犬猫トレーサー」は相手の心に取り入る近道として、「僕もそうです!」を繰り返すことだったのです。これなら誰でも簡単にできそうな心理術です。

心理塾を応用しよう

 世の中には心理術の本が実にたくさん出版されています。しかし、「理論」や「実験報告」メインで、「いえ、それはそうなんでしょうけれど実際には使えないよね(あるいは、使いづらいよね)」と思わされるものが少なくありません。

 心理学で有名なものには、アサーティブ、フレーミング、バーナム効果、コールドリーディングなどがあります。心理学は「人間心理を解き明かすもの」ですが、知っているだけでは役に立ちません。大事な場面で「使える」という実践的なレベルにまで高めておかないと、中途半端な知識で終わってしまうのです。

 さて、能書きはこれくらいにして――そろそろ始めましょうか。本当の悩みはブラックすぎて、人には言えない、そんなものです。お任せください。あなたがココロに秘めている黒き悩みにお答えしましょう。ブラック人生相談の始まりです!

(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之)

尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所客員研究員 尾藤克之

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「頭がいい人の読書術」(すばる舎)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

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