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そうだったのか! 海の色は「青」で、湖の色が「緑」である理由

この夏、海や湖へ出かける人、出かけた人も多いことと思います。ところで、同じ水なのに、海が鮮やかな「青」に、湖が「緑」に見えるのはどうしてでしょうか。色の専門家に聞きました。

鮮やかな青色をした海

 夏の行楽といえば水遊び。ということで、海や湖へ出かける人、すでに出かけた人も多いことと思います。ところで、海の色といえば透き通った「青」を、湖の色は青ではなく「緑」をそれぞれイメージするのではないでしょうか。同じ水なのに、海はなぜ青く見え、湖は緑色に見えるのでしょうか。

 オトナンサー編集部では、カラー&イメージコンサルタントの花岡ふみよさんに聞きました。

波長の長い光と短い光

 海水はコップにくむと透明に見えますが、晴れた日の海では青く見えます。花岡さんによると、これは水の分子に波長の長い光(赤やだいだいの光)を遮る効果と、波長の短い光(青や青紫の光)を散乱させる効果があるため。太陽光が水の中に入った時、波長の短い光だけが海中で反射し、それ以外の光は海水に吸収されることにより、海の色が青く見えるのです。

「反射する光の色は、海の状態や水質によって少しずつ異なります。海水に含まれる浮遊物や不純物が多いと緑を反射し、少ないと透き通った青になるのです。つまり、水がきれいであればあるほど透明度が高くなり、より鮮やかな色の海になります」(花岡さん)

 ちなみに、サンゴ礁で遠浅の海が透き通った青に見えるのは、サンゴの欠片である白い砂が海底に広がり、海水の色を反射しているからです。

 それでは、同じ水でありながら、湖の色が緑色に見えるのはなぜでしょうか。

「湖の色は、海と同様に波長の長い赤やだいだいの光が吸収されるのに加え、湖に含まれているプランクトンや藻などの物質の色や、山林など周囲の風景色など、複合的な要素に影響されていると考えられます。多くの自然に囲まれていることの多いダムの水が緑色に見えやすいのもそのためです」

 また、泥を多く含む湖の場合は、泥の黄みがかった色が加わって水は緑色になります。さらに、泥の粒子が増大すると光が水底まで届かなくなり、泥の色がそのまま水の色として見えるのです。

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花岡ふみよ(はなおか・ふみよ)

カラー&イメージコンサルタント、株式会社ラピス代表取締役、ラピスアカデミー校長

人と企業をブランディングするカラー&イメージコンサルタント歴25年。似合う色や第一印象術のイメージコンサルティング実績は1万3000人。企業の色彩戦略コンサルティングやセミナー講演、研修、執筆実績も多数。株式会社ラピス(http://www.lapis234.co.jp/)、ラピスアカデミー(http://www.lapis234.com/)、サロン・ド・ラピス(http://www.lapis234.jp/)。