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円卓やターンテーブルどう使う? 正しい「中国料理」のマナー

四大中国料理とは

 一口に中国料理と言っても、地方によって大きく特徴が異なります。代表的な4種類(四大中国料理)は以下の通りです。

北京料理

 北京ダックなど、宮廷料理をルーツとして発展した料理ですが、豪華なメニューだけではなく、市民が食べてきたものもたくさんあります。お肉を調理したものが多く、チンジャオロースや日本で売られている中華まん(中国では饅頭:マントウ)もその1つ。

上海料理

 長江の流域に位置する上海地方の料理は、魚介類を使ったものが多く、比較的淡白な味付けが特徴です。代表的な料理は上海蟹ですが、日本でも人気の高い小籠包も上海料理です。醤油の特産地でもあり、甘辛い味付けの料理もあります。

広東料理

 「食は広州にあり」と伝えられるほど、広州は中国の食の中心地です。酢豚やカニ玉、八宝菜、ワンタンメンに点心など、いわゆる「中華料理」といわれて想像するメニューが多いです。肉や魚を強火で一気に調理するのが特徴で、レパートリーもさまざまです。

四川料理

 辛い中国料理といえば四川地方のもの。麻婆豆腐や担々麺、エビチリなどをはじめ、しびれるような辛みが特徴です。四川の夏は熱帯です。食欲増進や新陳代謝促進など、暑さに打ち勝つため、香辛料をふんだんに使った料理が多いとされています。

(オトナンサー編集部)

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清沢祥子(きよさわ・あきこ)

NPO法人日本マナー・プロトコール協会認定講師

25年間にわたって広告会社に勤務。ビジネスの成果とヒューマンスキルとの関係性に興味を抱いたことをきっかけに、小笠原流礼法とマナー・プロトコールを専門的に学ぶ。「形」の指導に留まらない、顧客からの丁寧なヒアリングに基づいた理論と実践両面からのアプローチを大切にしている。

コメント

1件のコメント

  1. ターンテーブルは日本起源です。
    確か「雅叙園」です。
    よって、中国料理のマナーとは無縁です。
    そのことに触れられた方が良いと思います。