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欅坂46抜き打ちでヴィトン発見 プレゼントから見るアイドルの「持ち物」事情

大切に思うがゆえの距離感

 マネジメントがしっかりしていないローカルアイドルの世界においては、経験が浅く、人員も限られたスタッフ陣では到底、メンバー全員に目が行き届きません。ある地方都市のアイドルの中には、本来はスタッフが検閲しているはずのSNSのメッセージでアイドル本人がファンとやり取りし、やがて独自にLINEで連絡を取るようになって、援助交際のような形に発展したケースもあるといいます。

 そうした事態に陥る子はプロ意識が欠如しており、アイドルとして花開くことはありません。交際したファンとめでたく結婚に至れば「おめでたい話」で済みますが、すっかり“援助交際体質”になってマンションを借りてもらい、それがファンの間で知れ渡り、やがて事務所に知られて解雇されたなどの話もあります。いつしかAV女優になってしまったというケースも。本人の自由といえば自由ですが、ルールを守ってその子を応援していたファンにとってはガッカリな末路でしょう。

 ネガティブな面ばかり挙げてしまいましたが、多くのファンはたとえ「ガチでアイドルに恋している」ファンであっても、大事に思うがゆえに距離感を保ち、これといった見返りも期待せず、ひたすら応援し続けています。そのようなファンは、仮にアイドルにプレゼントを贈るにしても高価なものではなく、ちょっとした小物や実用品でも彼女に似合う、あるいはそれを見極めるセンスを感じさせるものを選ぶことが多いのです。

 なお、アイドルの持ち物が全部ファンからのプレゼントでないことは言うまでもありません。家が裕福だったり、自分で働いたお金を貯めて長持ちする品質のいい品物を買ったりするケースもあります。しかしながら、あまりにも高価なものを身に着けているのがわかると、夢を追っている発展途上の女の子を応援しているファンにとっては、気持ち良いものではないでしょう。

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志和浩司(しわ・こうじ)

ライター、フォトグラファー

1980年代にカメラマンとしてデビュー。90年代から各種紙媒体の編集に携わり、その後、モバイルサイトを経て新聞や雑誌、ウェブメディアなどでエンタメを中心に取材。CBCラジオ「丹野みどりのよりどりっ!」などのラジオ、テレビ番組出演も多数。芸能分野ではアイドルから演歌歌手、スポーツ選手までを幅広くインタビューしている。

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