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感染者増で在宅長期化 自分が「テレワークうつ」かと思ったら…原因・対策を解説

テレワークうつかも…と思ったら

Q.「テレワークうつかもしれない」と思ったときの対処法を教えてください。

田中さん「まずは、自分が環境変化についていけないことで調子を崩していることを認識することです。この気付きは、これから述べる対処法の模索につながるので、とても重要です。次に、睡眠、食事、排便などの体調管理に気を配ることが大切です。睡眠時間をきちんと確保し、朝食を含め3食しっかりと食べ、できれば毎日快便を目指します。

さらには、『マスク着用』などの新型コロナウイルスの感染予防に努めた上で、人と直接会う機会をつくること、それが無理なら、直接話す機会をつくることが大切です。

気心の知れた相手となら、たとえオンラインであっても『久しぶりだね。調子はどうかな?』と話し始めるだけでも、心の癒やしが得られます。声を使ったコミュニケーションが持つ癒やしの力は絶大ですので、ぜひ試してみてください。

最後に、時々は散歩に出掛けるとよいでしょう。音楽を聴きながらもいいと思います。もし気が向いたら、近所の景色の写真を撮ってみませんか。ちょっとした気分転換にも、散歩から帰宅後の話題づくりにもなるかもしれません。テレワークで凝り固まった気分をほぐす工夫をすることが大切です。

以上が、『テレワークうつかもしれない』と思ったときの対処法ですが、同時に、テレワークうつにならないようにするための予防法でもあります。試してみてはいかがでしょうか」

(オトナンサー編集部)

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田中伸一郎(たなか・しんいちろう)

医師(精神科専門医)・公認心理師

1974年生まれ。東京大学医学部医学科卒業。赤光会斎藤病院、東京大学医学部付属病院精神神経科、杏林大学医学部精神神経科学教室などを経て、現在は、獨協医科大学埼玉医療センターこころの診療科准教授。「誰もがこころの問題を理解し、互いに助け合うことのできる社会づくり」を目指し、精神医療の最前線で老若男女の患者を日々診療しながら、メディアを通じて正しい知識を普及すべく活動の場を広げている。

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