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業界の支持二分! 「お笑い第7世代」vs「M-1トリオ」の出世レースが始まった

業界の最注目は大物称賛のぺこぱ

 現在は「お笑い第7世代」「M-1最終決戦トリオ」でセット売りされるケースも目立ちますが、近い将来、何組かの芸人がこの中から出世レースを抜け出していくでしょう。

 現在、その出世レースでアタマ2つくらい抜けたトップを走っているのは霜降り明星。ネタ、トーク、キャラクター、ビジュアル、タイトルなどを兼ね備え、さらに、せいやさんは「テセウスの船」(TBS系)、粗品さんは「絶対零度 未然犯罪潜入捜査」(フジテレビ系)で俳優デビューを果たしているだけに、「数年後に芸能界のトップを取っていても驚かない」という声もあるほどです。

 M-1チャンピオンのミルクボーイで気がかりなのはスケジュール。大阪の仕事が多く、関東で収録される番組を途中退席するケースが少なくないのです。現在は「それでも出てほしい」と言われる立場ですが、数カ月後は不透明。「ネタとビジュアルの親しみやすさは現在のテレビ視聴者に合う」と言われているだけに、マネジメントが今後のカギを握っているのかもしれません。

 ダークホースとして急浮上しているのは、ぺこぱ。昨年12月22日の「M-1グランプリ2019」を見た多くのプロデューサー、ディレクター、放送作家たちが「一番使えるのは、ぺこぱ」と言っていたそうです。

 実際、松陰寺太勇さんの「ノリつっこまない」「時を戻そう」は、笑いを取る、フォローを入れるなどバラエティーのさまざまなシーンに対応可能。最近の出演シーンを見ても、アドリブで松本人志さんや内村光良さんら大物芸人から称賛を受けるシーンがありました。

 実力者のかまいたち、ミキなども含め、一発屋に終わるようなレベルの芸人たちではないだけに、群雄割拠の様相はしばらく続いていくのではないでしょうか。

(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)

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木村隆志(きむら・たかし)

コラムニスト、コンサルタント、テレビ解説者

雑誌やウェブに月間30本前後のコラムを寄稿するほか、「週刊フジテレビ批評」などに出演し、各局のスタッフに情報提供も行っている。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアー、人間関係のコンサルタントとしても活動中。著書に「トップ・インタビュアーの『聴き技』84」「話しかけなくていい!会話術」など。

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