ミカンの「極早生」「早生」「中手」「晩生」、それぞれの特徴や読み方は?
おいしさは「ヘタ」で見分ける
Q.冒頭の質問に関連しますが、ミカン以外の作物も「極早生」「早生」などと呼ぶということでしょうか。
関口さん「例えば、モモやスモモ、リンゴにも早生品種があります。モモは『はなよめ』『竜門早生(りゅうもんわせ)』『早生あかつき』、スモモは『大石早生(おおいしわせ)』、リンゴは『早生ふじ』など、早生品種としてさまざまな名前のものが栽培されています」
Q.おいしいミカンを見分ける方法を教えてください。
関口さん「ミカンの“ヘタ”をチェックしましょう。ヘタが小さいものは軸(枝とつながっていた部分)が細く、実に水分が届きにくいため、ミカンが飢餓状態になって甘くなるといわれています。軸が細いのは栽培年数が長い木である目印で、甘くなる傾向があるそうです。
また、ヘタの付近が黄色いのは熟している目印で、おいしいといわれます。皮の表面がきめ細かく、張りがあってすべすべしているものや、皮と身がぴっちりと張り付いているものは、水分がギュッと詰まっています。逆に、ふかふかしていると身がしぼんでいる可能性があります」
Q.ミカンのおいしさを長持ちさせる保存方法は。
関口さん「ミカンは湿気を嫌うので、通気性がよく、玄関や廊下など暖房の効いていない場所に置きましょう。重ねて置く場合は、ミカンとミカンの間にキッチンペーパーや新聞紙を挟むと、湿気を調節するので傷みにくくなります。その際、ヘタを下に向けることで乾燥を防げます。また、冷蔵庫の野菜室で野菜保存袋に入れておくと、より長く保存できます」
(オトナンサー編集部)
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