二日酔いの朝も! シジミが持つ驚きのパワーとは
お酒をたくさん飲む人の心強い味方「シジミ」ですが、その実際のパワーはどのようなものでしょうか。摂取の方法と合わせて専門家に聞きました。

お酒を飲む人のための食材として、すっかり定着した感のある「シジミ」ですが、実際はどのようなパワーを秘めているのでしょうか。摂取のタイミングや方法を含めて、料理研究家で管理栄養士の関口絢子さんに聞きました。
オルニチンなどのアミノ酸が豊
シジミが二日酔いに効くメカニズムですが、関口さんによると、シジミにはオルニチンやタウリンなどのアミノ酸が豊富に含まれ、肝臓の働きを助けたり、解毒作用を高めたりする効果があります。
オルニチンは血液に溶け込んでアンモニアを解毒し、肝機能を保護してくれます。また、アラニンやグルタミンにはアルコールの代謝を促進する働きがあります。メチオニンは、肝臓の働きをサポートし、タウリンには解毒作用があります。「これらを含んだシジミを摂取することで体内のアルコールが早く排出されるのです」。
それでは、シジミは飲酒の前後どちらに摂取するのがいいのでしょうか。
「飲酒前に摂取しておくのがベストです。ただし二日酔いになった後でも、シジミはアルコール分解に必要な成分が豊富なため、肝臓の働きを助けてくれます」
最後にシジミの摂取方法について聞きました。
「市販商品は有効成分を凝縮しているため、効果が高いと言えるでしょう。家でシジミ汁を作るのであれば、おろしニンニクを加えると一層効果的です」
(オトナンサー編集部)
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