ワインをスマートに! 正しい「テイスティング」のやり方
高級レストランなどで求められる、ワインの「テイスティング」。「自分には関係ない」と思わずに、この辺りで一度、しっかり学んでおきませんか。マナーの専門家に聞きました。

格式あるレストランでは、ワインが運ばれてきた際に、「テイスティング」をするように促されます。しかし、知識がないとせっかくの機会が台無しになってしまいます。
そこでオトナンサー編集部では、テーブルマナー講座などを開催している、マナー講師の半田典世さんに、正しいテイスティングの仕方を聞きました。
「目→鼻→口」の順番で覚えよう
半田さんによると、テイスティングは「色を見て、香りと味わいを確認します」。確認する順番は「色→香り→味」のため、「目→鼻→口」と覚えるのがよいそうです。
1.色の確認
テーブルに置いたままのグラスを少し傾けて、テーブルクロスに透かしてワインの色を確認します。このとき、不純物が入っていないかどうかも確かめます。
2.香りの確認
グラスを鼻に近づけて香りを確認します。
ワインは空気を含ませることで、香りや味を立たせることができると言われます。空気の含ませ方は、グラスを2~3回、反時計回りに回します。このとき、グラスをテーブルに置いた状態でも、持ち上げた状態でも構いません。反時計回りなのは万が一、中のワインが飛び散ったときに、自分に向かってくるからだそうです。
3.味の確認
味と香りを確認したら少量のワインを口に含み、味と後味を確認します。そして、問題がないことをソムリエに伝えます。