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奥菜恵、役に入って感情をコントロールできなかった過去 出産経て演技にオンオフ

オトナの土ドラ「悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」に出演する奥菜恵さんに、作品の見どころなどを聞きました。

奥菜恵さん
奥菜恵さん

 1992年放送の連続ドラマ「パ★テ★オ」(フジテレビ系)でデビューして以降、数々の作品に出演し、一世を風靡(ふうび)した女優の奥菜恵さん。東海テレビ・フジテレビ系オトナの土ドラ「悪魔の弁護人・御子柴礼司 ~贖罪の奏鳴曲(ソナタ)~」(毎週土曜 後11:40、12月7日スタート)にはスペシャルゲストとして初回から出演し、夫殺しの罪で実刑判決を受けた2児の母・津田亜季子を演じます。

 オトナンサー編集部では、奥菜さんに単独インタビューを実施。作品の見どころの他、「清純派」「魔性の女」と称されることへの心境、演技に対する考えの変化などについて聞きました。

幸せだと、いい表現ができない?

Q.「清純派」と言われることが多かったと思いますが、その言葉にプレッシャーを感じることはありましたか。

奥菜さん(以下敬称略)「言ってしまえば、清純派も魔性の女もレッテルだと思います。人間はいろいろな顔を持っているわけですから、やはり10~20代のときは、清純派という言葉でひとくくりにされることに抵抗はありました。今は何を言われても、そこまで気にならないです」

Q.現在では「魔性の女」と言われることもありますね。

奥菜「皆さんが私のイメージからご判断されておっしゃることですから、そこまで気にはしていません。ただ、私は別にそうじゃないのになって思うだけです」

Q.以前、出演されたバラエティー番組で「幸せになるといい表現ができない」とおっしゃっていました。真意は。

奥菜「昔の話です(笑)苦しいときや不幸なときなど、心が枯渇している状態の方が自分から湧き出てくるものがあって、役を表現できるような気がしていました。自分が温かい場所にいることが怖かった時期がありました」

Q.今では、演技への考え方が変わったということでしょうか。

奥菜「昔は役に入り込むあまり、私生活で感情のコントロールができていませんでした。でも、子どもを生んでからは、必然的にオンオフが切り替わるようになりました。それが役を生きるという意味で、いいのか悪いのか分かりませんけどね(笑)私一人だけで暮らしているのであれば、いくら役に引きずられようと誰にも迷惑を掛けないのでいいのかもしれません。でも今では、家に帰れば母親ですから」

Q.今回演じる亜季子という役も、奥菜さんと同じで2人の娘を持つ母親です。共感できる部分はありましたか。

奥菜「共感できない部分の方が少なかったと思います。命を懸けてでも、親は子どもを守ろうとしますし、そういう気持ちが引き起こしたストーリーですので、共感しながら台本を読んでいました。彼女が背負っているものの重みを想像すると、胸が押しつぶされそうでしたが、子どもたちへの思いは、演じる上で一番大事にしないといけないポイントだと思います」

Q.この作品に出会って、得られたことはありますか。

奥菜「常に進化していたいし、成長したいと思っていますが、今回はあえて、台本を読み込み過ぎないようにしました。せりふを頭の中で追うようになってはいけないキャラクターだと思ったので、初めて読んだときの感情を大切にしました。そのシーンごとに生まれてくるリアルな感情に従って、丁寧に演じたつもりです」

Q.改めて、作品の見どころを教えてください。

奥菜「御子柴はミステリアスで一見冷酷に見えますが、彼がどんな闇を抱えているのか、回を重ねるごとに明らかになっていきます。過去の過ちは消すことができません。犯した罪をどのように償い、向き合って生きていくのか。人は生きていれば、さまざまな思いを抱えることになりますが、この作品は表面的でなく、心に染み入るような要素がたくさん描かれています」

 俳優の要潤さんが主演するオトナの土ドラ「悪魔の弁護人~」は、中山七里さんの人気シリーズ小説が原作。勝利のためなら手段を選ばない弁護士・御子柴礼司(要さん)は、浮気相手と再婚するために夫を殺害したとして、懲役16年の実刑判決を受けた亜季子の弁護を担当することに。しかし、御子柴は、ある凶悪犯罪で世間を騒がせた元少年Aで…というストーリーです。

(オトナンサー編集部)

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