こんなにあった! 間違いと気づきにくい敬語の用例10選
ビジネスシーンをはじめ日常生活で使うことの多い「敬語」ですが、正しく使用しているつもりでも、実は間違っているケースが多くあります。今回は、その典型的な10の実例を集めてみました。

ビジネスシーンに限らず、社会生活全般において使う機会の多い敬語ですが、その表現は実に難しいものがあります。オトナンサー編集部では今回、話し方や敬語、コミュニケーションに詳しいマナー講師の金森たかこさんに、間違いやすい敬語の実例10選を聞きました。
「ございます」「参る」は謙譲語
・「佐藤様でございますね」
「ございます」は謙譲語であるため、自分や身内に対して使用するもの。正しくは「佐藤様でいらっしゃいますね」。
・「伊藤さんはお茶でいらっしゃいますね」
「いらっしゃいます」は尊敬語であるため、「もの」に対しては使用しません。正しくは「伊藤さんはお茶でございますね」。
・「お世話様です」
「お世話様です」は目上の人に対して使うと失礼にあたります。正しくは「お世話になっております」。
・「ご苦労様です」
「ご苦労様です」も目上の人が目下の人にかけるねぎらいの言葉。目上の人に対しては「お疲れ様です」。
・「田中物産の森田様が参りました」
「参る」は「行く」「来る」の謙譲語であるため相手には使用しません。お客様であれば、尊敬語を用いて「田中物産の森田さんがお見えになりました」、または、「田中物産の森田さんがいらっしゃいました」とします。
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