「すみません症候群」はダメ! 気持ちを正しく伝える言葉のマナー
謝罪や感謝はもちろん、ちょっとした前置きなどにも用いる「すみません」。便利なのでついつい、多用してしまいますが、ビジネスシーンにおいては意味が正しく伝わる言葉を使うようにしましょう。

おわびやお礼はもちろん、電話口などでもついつい多用しがちな「すみません」。便利な言葉ではありますが、ビジネスシーンにおいては使い方に少し注意が必要なようです。オトナンサー編集部では、マナー講師で、話し方や敬語、コミュニケーションにも詳しい金森たかこさんに話を聞きました。
本来は「申し訳ない」気持ちを表す言葉
金森さんによると、「すみません」は主に「おわび」「お礼」「人に話しかける際の前置き」などのシーンで使われがちですが、本来は「申し訳ない」という気持ちを表す謝罪の言葉です。何でもかんでも「すみません」で済ましてしまわず、「ビジネスシーンでは、伝えたい感情をきちんと、ビジネスにふさわしい言葉遣いで表現する習慣を身につけましょう」(金森さん)。
そこで、それぞれの意味は以下のように言い換えてみます。
1.おわびの「すみません」
→「申し訳ございません」「申し訳ありません」
2.お礼の「すみません」
→「ありがとうございます」
3.人に話しかける前置きの「すみません」
→「恐れ入ります」
また、ついつい「すみません」と言ってしまった時は「すみません。ありがとうございます」「すみません、お時間よろしいでしょうか」というように、「すみません」の次に続く言葉を添えて、きちんと意味が伝わるようにします。「その時々に応じた言葉を正しく選び、伝えたい気持ちをしっかりと相手に届けましょう」(金森さん)。
(オトナンサー編集部)
ありがとうございます?ビジネスマナーを身につけると、その時々のシーンに合わせた行動が出来るようになったと思います。某スチュワーデスの講師のレッスンではお辞儀の仕方を習いましたよ。