ママに“愛”を伝える方法を、パパへアドバイスするおませな娘の漫画 「的確かも」
パパにアドバイスをする娘を描いた漫画が話題に。ある日、パパに「いいこと教えてあげる」と持ちかける小学3年生の娘。「いいこと」の中身は…。

パパにアドバイスをする娘を描いた漫画がSNS上で話題となっています。ある日、パパに「いいこと教えてあげる」と持ちかける小学3年生の娘。「いいこと」の中身は、ママに感謝の気持ちや愛を伝える方法で…という内容で、「やってくれたらうれしい(笑)」「的確かも」「おませちゃんでカワイイ」などの声が上がっています。作者の男性に聞きました。
このアドバイスはどこで学んだ?
この漫画を描いたのは、イラストレーターの丸本チンタ(ペンネーム)さん(43)です。2016年に「おひさま もっちゃん! 漫画家パパの育児日記」(KADOKAWA)を出版。YouTube「もにゃちゃんねる」でアニメ漫画を配信する他、インスタグラムやツイッターでも育児漫画を発表しています。
Q.漫画を描き始めたのは、いつごろからでしょうか。
丸本さん「高校2年のとき、授業中ずっと寝ていた僕に国語の先生が『お前はこれでも読んでおけ! とにかく起きておけ!』と、分厚くて大きい本を投げつけてきたことがあります。それが、つげ義春さんの漫画でした。一番最初に収録されていた『ねじ式』という短編に衝撃を受け、こんな表現が許されるなら、漫画家っていいかもしれないと思ったのが一番最初の動機でした。
実際に、本格的に漫画を描き始めたのは、それよりずっと後の22歳のときでした」
Q.今回の漫画を描いたきっかけは。
丸本さん「エッセー漫画を描き始めたのは、出版社の編集者からのお声掛けがきっかけでした。今回の漫画のエピソードは、幼児の頃との違いが感じられて面白いと思ったので、漫画にしてみました」
Q.娘さんは、どこでこれを学んだのでしょうか。
丸本さん「多分、アニメかドラマだと思います」
Q.このアドバイスは実際に実行されたのですか。
丸本さん「実は、似たようなことは、娘のアドバイス前から冗談半分でたまにやっていました…! アドバイス後も実行しましたが、ちょっとふざけてやっているのがいけないのか、避けられてしまいます(笑)」
Q.アドバイスについて、ママは何と言っていますか。
丸本さん「苦笑いです」
Q.この他に、娘さんから受けたアドバイスはありますか。
丸本さん「絵や漫画内容などについて何でもアドバイスしてくれます。ときに的を射た助言もあり、良いと思ったものは取り入れています。最近は、薄毛に効きそうな薬を教えてくれました。これは近日中に漫画にする予定です」
Q.漫画について、どのような意見が寄せられていますか。
丸本さん「『どこで覚えたんでしょう?』『実行してください!』という2つのコメントが多かったと思います」
Q.創作活動で今後、取り組んでいきたいことは。
丸本さん「娘が随分大きくなり、突拍子もないことをしなくなってきたので、今後は成長が感じられるエピソードを拾って漫画にしていくことが多くなりそうです。YouTubeでは、創作のファミリー漫画公開に挑戦中です。
エッセー漫画、特に親目線の育児系絵日記のジャンルは、読者のメイン層は大人になる場合が多いのですが、娘が僕の漫画を熱心に読んでいる姿を見て『子どもに読んでもらえる漫画を作りたい』と考えるようになりました。子どもが見てくれる場としてYouTubeを選びましたが、正解だったかどうか、同じような作風で子どもにも受け入れられるかどうかなど、とても楽しみなチャレンジになっています」
(オトナンサー編集部)
コメント