どちらが好印象? 「当社」と「弊社」の微妙な違いとは
会社員が自分の会社を指す際に用いる「当社」と「弊社」。どちらもマナー違反ではありませんが、微妙な違いもあるようです。
会社員の方であれば、電話口やメール、訪問先で自分の会社を紹介する際、「当社」や「弊社」という言葉を頻繁に使うことと思います。普段はその違いを気にすることなく、両者が混在してしまうこともありますが、微妙な違いもあります。
マナー講師で、話し方や敬語、コミュニケーションの専門家でもある金森たかこさんによると、どちらを使っても、マナー違反にはなりませんが、「メールの際は『弊社』をオススメします」。「当社」も「弊社」も同義ですが、弊社のほうが「へりくだった印象」を与えられるからです。
「マナーの基本は相手を中心に考えること、すなわち相手を上げることが大切です。『弊社』のほうが、謙虚な会社という印象を与えることができるため、日本国内のビジネスシーンでは好感を持たれるはずです」(金森さん)
ちなみに「弊社」は自分たちの“格”を下げてしまうため、「当社」を使うように指導する会社もあるとのこと。しかし、「弊社」を使っても格を下げることにはならないため「ご安心ください」。
(オトナンサー編集部)
コメント