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歯が抜け、老人のようで…55歳エリート会社員の死に見る「若年孤独死」の現実

国は総力挙げて実態把握を

 孤独死現場で取材をしていると、亡くなった人の生前の姿が見えてきます。孤立し、崩れ落ち、誰にも助けを求められなかった現役世代の苦悩があらわになるのです。取材で訪れた、ある55歳のエリートサラリーマンは一部上場企業に勤めていたものの、上司からパワハラを受け、傷つき、家に引きこもるようになりました。

 かつては、イケメンで学生時代は女子生徒からも人気だったこの男性は、50代なのに歯は全て抜け落ち、まるで老人のようだったと、最後に会ったご遺族の妹さんは答えてくれました。孤独死する人は、人生で何らかのきっかけでつまずいて、うまく社会と関われずに崩れ落ちてしまった人なのです。

 これは、誰にでも起こりえることです。

 孤独死は、近隣住民が異様な臭いを察知し、通報することで分かります。遺族は、高額な特殊清掃費用にたじろぎ、慌てふためきます。

 大手ハウスメーカーが手掛けた物件になると、その仕様での修繕が必要になり、700万円ほどの費用を遺族が請求された例もあります。500万~600万円の高額な請求も珍しくありません。

 今後、AIの発達により、遺体そのものはすぐに発見される未来が来るでしょう。しかし、その前の「社会的孤立」「セルフネグレクト」の問題の解決にはなりません。

 長年取材を続けてきた立場からすると、孤独死について、国は総力を挙げてその実態を把握すべきだと考えます。また、私たち一人一人が、この問題に真剣に向き合う時が来ているのではないでしょうか。

(ノンフィクションライター 菅野久美子)

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菅野久美子(かんの・くみこ)

ノンフィクションライター

1982年、宮崎県生まれ。大阪芸術大学芸術学部映像学科卒。出版社の編集者を経て、2005年よりフリーライターに。単著に「大島てるが案内人 事故物件めぐりをしてきました」(彩図社)、「孤独死大国」(双葉社)などがある。また「東洋経済オンライン」などのウェブ媒体で、孤独死や男女の性にまつわる記事を多数執筆中。最新刊は「超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる」(毎日新聞出版)。

コメント

中尾 尚 (無職) にコメントする コメントをキャンセル

4件のコメント

  1. ハッキリ言って読み辛い。
    この記事は、ライターの文章作成能力が稚拙。
    文章の作成方法を基礎から学び直さないと行けないレベル。
    文章というものは、話し言葉ではいけません。
    伝えたいことを最小コンパクトにまとめるべきです。
    読みやすいと、フレンドリーさを勘違いされていらっしゃるようですね

  2. 日本って国は、そんな国さ。
    落ちこぼれ や 被害者には冷酷なんだよ。
    歪んだ学校の悪しき姿が序章(始まり)なのだから・・
    公立学校の人事権(大阪府教育委員会・教職員人事課)を日本共産党員たちに握られているようでは日本は,お終いだよ。

  3. 日本って国は、そんな国さ。
    落ちこぼれ や 被害者に冷酷なんだよ。
    歪んだ学校の悪しき姿が序章 (始まり)なのだから・・
    公立学校の人事権(大阪府教育委員会・教職員人事課)を 日本共産党員たちに握られているようでは,私物化されているようでは、日本は,お終いだよ。

  4. なんでめかんでも社会のせい社会の責任なの?パワハラで傷ついたって立ち上がり新たな場所で頑張る人もいますけど。
    結局逃げ場があるからダメなんだよな。
    逃げ場がなけりゃ頑張るしかない。実家も親もなきゃ頑張るしかない、引きこもりになんかなれない。それで自殺する人もいるけどさ
    全部社会のせいなの?