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統一地方選後半戦へ 選挙カーでの連呼行為に「迷惑」の声も…国と議員の受け止め方は?

「配慮はするが、名前を浸透させたい」

 選挙を戦う当事者は、母親たちの声をどう受け止めるのでしょうか。熊本県玉名市の内田靖信市議(70)に聞きました。2017年10月の市議選で4回目の当選を果たしています。

Q.なぜ、連呼行為をするのですか。

内田さん「政策で競うのが本来の選挙の姿とは思いますが、どうしても『名前を浸透させたい』という思いが強くなってしまいます。日本独特というか何十年と続く選挙スタイルで。選挙カーで回って名前を連呼すると、支持者が家から出てきてくれたり、手を振ってくれたりします。選挙前に『(選挙期間中)一回はうちの前を通ってくれ』とおっしゃる支持者もいて、『政策は選挙公報やリーフレットで見てください』となります」

Q.学校や病院の近くではどのようにしていますか。

内田さん「それは気を付けています。学校、病院、介護施設、保育園、幼稚園の前を通るときはボリュームを下げるよう、スタッフに話しています」

Q.連呼行為で苦情を受けたことは。

内田さん「ありません。私の地元は農業地域で、地域性もあると思います。都会で、集合住宅が多いところでは、非難の声が出るのかもしれませんね。(市議選の)選挙運動期間は、日曜日から土曜日までですが、初日の日曜日と最終日の土曜日は主に地元を回るためかもしれません」

Q.「子どもが昼寝しているので配慮を」という声をどう思いますか。

内田さん「お気持ちは分かります。配慮しているつもりですが、難しい問題ですね。今回の統一地方選でも、無投票が増えています。候補者や関係者からすると『選挙に関心を持ってほしい』という気持ちもあって選挙運動をしています。難しい問題です」

 統一地方選後半戦は、14日に政令市を除く市の市長選と市議選、東京23区の区長選、区議選、16日に町村長選と町村議選が告示され、21日が投票日です。

(オトナンサー編集部)

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コメント

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1件のコメント

  1. 苦情を言ったら選挙妨害で逮捕だろ
    まだ暴走族のほうがさっさといなくなってくれるからマシだ。