松屋の「豚汁変更」は無料でみそ汁も飲める! そのカラクリを取材してみた
「牛めし」などのフードメニューは、みそ汁がセットになっている大手牛丼チェーンの「松屋」。追加料金を支払うことで、みそ汁を豚汁に変更することもできますが、その際に使える、お得な“ウラ技”がありました。

大手牛丼チェーン「松屋」で使える意外な“ウラ技”をご存じでしょうか。
ほかの牛丼チェーンとは異なり、丼やカレーに無料でみそ汁が付いてくる松屋ですが、みそ汁を豚汁に変更したい人のために「豚汁変更」(180円)のメニューがあります。つまり「牛めし」(290円)を豚汁と一緒に食べたい人は、事前に「豚汁変更」を購入し、合計470円で「牛めし+豚汁」を食べることになります。
しかし、豚汁を180円で単品販売もしているため、最初に「牛めし」を注文し、みそ汁を飲み終えた後に豚汁を単品で購入すると、同額の470円で「牛めし+みそ汁+豚汁」が食べられるのです。
みそ汁を単品注文すると60円ですから、このウラ技を使うと「60円」がお得になる計算ですね。
2011年10月に豚汁単品を値下げ
そもそもなぜ、こうしたことになったのでしょうか。運営する松屋フーズによると、松屋は2011年10月に豚汁(単品)の値段を240円から現在の180円に値下げし、「豚汁変更」と同じ値段に設定。その理由は「単品と『豚汁変更』で値段が違うとわかりにくいから」というものでした。

担当者は「豚汁もみそ汁もスープは同じなので、『豚汁変更』を購入されたお客様にはみそ汁は不要なのではないかと考え、みそ汁をお出ししていません」と話します。
しかし担当者によると、「豚汁変更」を購入した人が豚汁と一緒にみそ汁を注文した場合も、みそ汁を無料で出してくれるそう。つまり、後から豚汁を単品注文した人も、最初に「豚汁変更」にした人も、みそ汁代の60円を支払うことなく「牛めし+みそ汁+豚汁」が可能になる“カラクリ”でした。
一度にみそ汁と豚汁の両方を食べたい欲張りさんは、ぜひお試しあれ。
(オトナンサー編集部)
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