その口臭、原因はこれだった! ブロッコリーに小松菜、砂糖まで…
酒席が増えるこの時期ですが、お酒を飲んだり、おいしい料理を食べたりする場合に気をつけたいのが“臭い”。今回はその原因になる食材や対策について専門家に取材しました。
焼肉にギョーザ、そしてアルコールと、食後に強烈な臭いを発するとわかっていても、ついつい手を伸ばしたくなる食べ物は多いですね。忘年会など何かと酒席が多くなるこの時期。おいしいものを食べたり、飲んだりできるのはうれしいですが、その後の臭い対策も万全にしたいものです。
昭和女子大学生活科学部の中西員茂教授によると、口臭の大敵はニンニク、ニラ、ネギなどのユリ科の野菜。なかなか消えてくれない、ニンニクのあの臭いを想像すれば即座に理解できますね。
意外なのは、ブロッコリー、小松菜、キャベツなどのアブラナ科の野菜。また砂糖や肉、乳製品、アルコールも口臭の原因になります。
一方、体臭の原因になる食べ物としては肉。肉のたんぱく質は分解されて臭いのもとになるほか、血中脂質を増やし、汗腺の働きを強めることで体臭の原因になるといいます。アルコールや乳製品も原因に。また、野菜不足から腸内細菌環境が悪化し、便秘になってしまうこともよくないそうです。
臭い抑制にポリフェノールやカテキンが有効
これらの食べ物と一緒に摂取すると臭いを抑えられる食材は何でしょうか。中西さんによると、赤ワインやリンゴ、チョコレートなどに含まれるポリフェノール、お茶のカテキン、パセリなどの緑黄色野菜、かんきつ類、海藻などのアルカリ性食品が有効だそう。
それでも、どうしても臭いを他人から指摘されてしまった場合には、歯磨き、うがい、ブレスケア(内服用・口腔内用)、制汗剤、香水などの対策が考えられます。また、お茶やリンゴジュースを飲むことも効果があるそうですが、やはり一番大切なのは「食事は偏らずバランス良く食べること」だそうです。
(オトナンサー編集部)
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