オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

歯科医が警鐘を鳴らす、あなたに「死」をもたらす“秘密の殺人者”から身を守る方法とは?

がんやアルツハイマーとの関係が指摘され、「SECRET KILLER」とも呼ばれる「歯周病」から身を守るための方法とは――。

本当は恐ろしい歯周病
本当は恐ろしい歯周病

 米「TIME」誌(2004年2月23日号)の表紙を飾った「SECRET KILLER」(秘密の殺人者)の文字。副題には「炎症と心臓発作、がん、アルツハイマーやその他多くの病気との驚くべき関係。あなたはそれにどう立ち向かうべきなのか?」とあります。

 歯周病の怖さについては、これまでも多くの歯科医が警鐘を鳴らしてきましたが、日本では、最近になってようやく一部の専門家が気づき始めたのが実情です。今回は、歯科医師であり、米国抗加齢医学会認定医として活動をしている森永宏喜さんに話を聞きます。著書に「全ての病気は『口の中』から!」(さくら舎)があります。

オーソモレキュラー栄養医学とは

 健康寿命を延ばして、いつまでも若々しく元気に過ごしたい。投薬だけに頼らないで、病気を治したい。このように考えている人は多いはずです。

「そんなときに頼りになるのが、私が取り組んでいる『オーソモレキュラー栄養医学』です。1960年代に米国のポーリング博士が最初に提唱したもので、現在、欧米はもちろん、日本でも取り組むドクターが増えてきています。ポーリング博士は個人でノーベル賞を2度受賞した、20世紀で最も重要な科学者の一人ともいわれています」(森永さん)

「オーソ(Ortho)は英語で“整える”、モレキュール(Molecule)は“分子”の意味で、分子、すなわち栄養のバランスを整えていく治療法のことを指します。日本語では『分子整合栄養医学』と訳されます」

 森永さんは、「人の体は37兆個の細胞からできているといわれます。この細胞のモトになっているのがタンパク質などの分子(栄養)で、これが体内に十分存在して正しく働いているのが健康な状態」と解説します。

「病気の状態では、分子が不足したり正しく働いていなかったりしていることになります。オーソモレキュラー栄養医学では、このような分子バランスが崩れた病気の状態を、薬などに頼らず、栄養素を使って整えていくというのが基本です。当然のことながら、必要な栄養素の種類、量は人によって、症状によって違います」

「たとえ、同じように見える不調であっても、人によって必要な栄養素は異なります。そして、同じ人でも、栄養がきちんと供給され充足してくれば、そのときに必要な栄養素の種類、量は違ってきます。症状や各種検査のデータをもとに、テーラーメイドで導き出してくるのが、オーソモレキュラーになります」

1 2

尾藤克之(びとう・かつゆき)

コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員

東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業などの役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)をライフワークとしている。NHKや民放各社のテレビ出演や、経済誌などからの取材・掲載多数。著書も多く、近著に「3行で人を動かす文章術」(WAVE出版)がある。埼玉大学大学院経済学研究博士課程前期(経済学修士、経営学修士)。

筆者への連絡先
FB:https://fb.com/bito1212
TW:@k_bito

コメント