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「翔んで埼玉」原作の魔夜峰央さん、GACKTに太鼓判「生きている人間よりはCGに近い」

映画「翔んで埼玉」の原作者、魔夜峰央さんにインタビュー。実写映画の感想や、お気に入りのシーンなどについて聞きました。

魔夜峰央さん
魔夜峰央さん

 映画「翔んで埼玉」の原作者である魔夜峰央さん。同作は、東京都民からひどい扱いを受けている埼玉県民が、身を潜めてひっそり暮らしています。東京都知事の息子で白鵬堂学院の生徒会長・壇ノ浦百美(二階堂ふみさん)は、米国帰りの転校生・麻実麗(GACKTさん)と出会い、淡い恋心を抱きますが、麗が埼玉出身であることを知り…埼玉を自虐的に描いたコメディー映画です。

 オトナンサー編集部では、魔夜さんにインタビューを実施。実写映画の感想や、お気に入りのシーンなどについて聞きました。

「本気ですか、あなたたち正気ですか」

Q.映画化の感想をお願いします。

魔夜さん(以下敬称略)「実写ということで驚きました。原作がヒットした後、アニメの話もあったんですが、やるならアニメの方が現実的だなと思っていて。なんだかんだで、映画が完成しました。実写化の話が出たとき、まず『本気ですか、あなたたち正気ですか』『どうするんだ、誰が責任取るんだ、私は知りませんよ』という感じでした」

Q.キャストはいかがでした。

魔夜「キャストはどうするのかと聞いたら、『二階堂ふみとGACKT』と言われ、GACKTって聞いたときにびっくりしました。でも、次の瞬間、ありかと思いました。こういう巨大な虚構作品の主人公を張るからには、本人も相当なキャラクターじゃないとダメだろうと。GACKTさん自身が虚構の存在のような感じがあり、生きている人間よりはCGの人間に近い、そんな人間ならできると思いました。

二階堂さんは原作そっくりのコスチュームで。原作では、お人形さんみたいな扱いでしかなかった役に、ちゃんと肉付けしてくれて、一人の人間にしてくれました。監督は二階堂さんを買っていてさすがだと思いました」

Q.でき上がったものを見ていかがでしたか。

魔夜「面白かったです。監督と感性が似ていると思いました。自分が作ってもこんなことになるんじゃないかというシーンがたくさんありました。特に川を挟んだ合戦のシーン。カードバトルの無意味なシーン。どこまで無意味にばかばかしく押していくか、どれだけ迫力を持って繰り返せるか。感性が似ているから選んでくれたんだと思います」

Q.元埼玉県民としてはいかがでしたか。

魔夜「私が埼玉に住んでいたとしても、もっといじめてほしかったです。監督も遠慮したんでしょうね。最後の方はかなり気を使って埼玉を持ち上げていました。こんないじり方も三十数年前の作品だから許されたんじゃないかと思います。今なら、出版するところがなかったんじゃないか、ましてや、映画化できなかったと思います」

 映画「翔んで埼玉」は2月22日から全国公開。

(オトナンサー編集部)

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