オトナンサー|オトナの教養エンタメバラエティー

夫婦をやめてお金と時間を手にしたい38歳主婦、離婚に向けて行う4つの「離活」(下)

離婚の勉強は“ほどほど”で切り上げる

 ここまで、「離婚資金を準備する」「何が何でも慰謝料を取る」「子どもの親権を渡さない」「長期戦に備え、避難先を確保する」という4つの離活を紹介してきましたが、限られた時間の中で、どのくらい離活に費やせばよいのでしょうか。

 美和子さんは、すでに何件もの事務所へ相談に行き、法律の専門書を片っ端から読みあさり、「Q&A」サイトの隅々まで目を通していました。そのせいで「結局、どうなの?」と余計に混乱しているように見受けられました。

 ただでさえ夫との関係が壊れ、誰も信じられない疑心暗鬼に陥り、食事も喉を通らない、夜になっても眠れない、という極限状態です。浴びるほどの情報を頭に入れたところで、きちんと咀嚼(そしゃく)するのは無理です。離活のせいで離婚する勇気を失ってしまっては元も子もありません。

 また、理論武装で頭でっかちになると、本番で臨機応変に対処できないことが多いです。なぜなら、勉強すればするほどうまくいくと思い込んでいるのですが、夫がどのように反応するか、周囲の人間はどの程度肩入れしてくれるか、そして、夫の隠し財産がいくらなのか…ふたを開けてみなければ分からない不確定要素が多いのが現実だからです。

 美和子さんは、準備に力を入れすぎて目の前の現実を直視できず、「こんなはずじゃなかったわ!」と落ち込み、途中で軌道修正できなくなるのは目に見えていました。「離婚の勉強は“ほどほど”で切り上げ、残しておいた力は(離婚協議)本番で使った方がいいですよ」。最後に私は美和子さんへ投げかけました。

(露木行政書士事務所代表 露木幸彦)

1 2 3

露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

露木行政書士事務所代表

1980年12月24日生まれ。いわゆる松坂世代。国学院大学法学部卒。行政書士・ファイナンシャルプランナー(FP)。金融機関の融資担当時代は住宅ローンのトップセールス。男の離婚に特化し行政書士事務所を開業。開業から6年間で有料相談件数7000件、公式サイト「離婚サポートnet」の会員数は6300人を突破し、業界最大規模に成長させる。他で断られた「相談難民」を積極的に引き受けている。自己破産した相手から慰謝料を回収する、行方不明になった相手に手切れ金を支払わせるなど、数々の難題に取り組み、「不可能を可能」にしてきた。朝日新聞、日本経済新聞、ダイヤモンドオンライン、プレジデントオンラインで連載を担当。星海社の新人賞(特別賞)を受賞するなど執筆力も高く評価されている。また「情報格差の解消」に熱心で、積極的にメディアに登場。心理学、交渉術、法律に関する著書を数多く出版し「男のための最強離婚術」(7刷)「男の離婚」(4刷、いずれもメタモル出版)「婚活貧乏」(中央公論新社、1万2000部)「みんなの不倫」(宝島社、1万部)など根強い人気がある。仕事では全国を飛び回るなど多忙を極めるが、私生活では30年以上にわたり「田舎暮らし」(神奈川県大磯町)を自ら実践し「ロハス」「地産地消」「食育」の普及に努めている。公式ブログ(https://ameblo.jp/yukihiko55/)。

コメント

匿名希望 にコメントする コメントをキャンセル

3件のコメント

  1. この記事は“亭主関白の自覚はあるが今さら女房なんかに歩み寄る気も無いし現状維持で支配力を持ちつつ家事労働全般をやらせておきたいから離婚など阻止したい壮年男性”にむけて、ステルスマーケティングに似た手法で「離婚したい妻」の手の内を明かして離婚への準備を邪魔してるようにも読めたので微妙な気分になった

  2. DV夫にしたてあげる、と書いている時点で虚偽であることを認識しており
    この記事は虚偽によって他人を陥れる方法の教唆にあたりますね

  3. ふざけるな!!!! 何でもかんでも女の気分は最優先されるべきもので「離婚やむなしなのか」!!
    「でっち上げDV」、や「泥棒」、「子供への洗脳」、「誘拐」など犯罪行為をバックアップするのか!! 離婚は子供の人生も、夫の人生も狂わせる重大な事。 お前の様な「法律家」が「離婚被害者」を増やしている。 真っ当な「人間」ならばこの妻に「説教」すべきだろうが!! 今すぐ「法律家」をやめろ!!!!!!!