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アプリ、相談所、街コン…自分に合った「婚活」を見つけることが結婚への近道だ!

「婚活」と一口に言っても、婚活アプリ、結婚相談所、合コン、街コン、友達の紹介と、その方法はさまざまです。それぞれのメリット、デメリットを、筆者が利用者の声を元に解説します。

さまざまな「婚活」のメリット、デメリットとは?
さまざまな「婚活」のメリット、デメリットとは?

 婚活アプリ、結婚相談所、合コン、街コン、友達の紹介――。婚活するにはさまざまな場所と方法があります。どこで婚活すれば、一番効率的に結婚ができるのでしょうか。

 それぞれの場所にそれぞれのメリット、デメリットがあるのをご存じですか。

婚活アプリは気軽に出会えるけれど…

 近年、人気なのが「婚活アプリ」です。男性は数千円、女性は無料、また、男女ともに無料で登録できるアプリもあり、手軽に利用できるのが最大のメリットです。

 アプリの中には、怪しい「出会い系」とは一線を画すために、身分証明・独身証明・収入証明・学歴証明・資格証明など、公的書類の提出を促し、提出している人はサイト画面にチェックが入るようになっているものもあります。しかし、これらの書類提出は任意なので、提出せずに利用している人が多いのです。

 また、人が介在しないチェック機構は、いくらでもくぐり抜けることができるので、既婚者が独身を装って登録している場合もあります。

 こんな例がありました。婚活アプリで半年間活動をしていた、須藤美代子さん(31歳、仮名)の話です。

「まずはメールのやり取りをして、そこから会うんですが、だいたい1~2度食事をすると、関係が何となくフェイドアウトしていくことが多かったんです。中には、会ったその日にホテルに誘ってくる、『目的が見え見えな人』もいて、なかなか素敵な人に出会えませんでした」

 そんな中で、美代子さんは「やっと理想の男性を見つけた!」と思ったことがありました。

「上場企業に勤める、3つ上の男性でした。私は彼と結婚できればいいなと思っていたので、何かにつけて『結婚』という言葉を出していたら、彼から『僕はそんな早急に結婚を考えていないから、これ以上付き合っているのはお互いのためにならないと思う』って言われてしまいました。以来、LINEもブロックされました」

 彼のように、「婚活」と銘打ったアプリに登録していたとしても、結婚を早急に考えていない人がいます。そこで出会って、楽しく恋愛できたらいい。その中で、あわよくば、良い人がいたら結婚しようと思っている人もいるのです。

 婚活アプリは、登録者数が700万人を超えているものもあるので、選べる数は圧倒的に多い。しかし、気軽に登録でき、費用も安かったり無料だったりすれば、気持ちも真剣さに欠けます。また、気軽な分、遊び目的の人もいるので要注意です。

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鎌田れい(かまた・れい)

仲人・ライター

雑誌や書籍のライターとして活動。得意分野は、恋愛、婚活、芸能、ドキュメントなど。タレントの写真集や単行本の企画構成も手がけてきた。あるカリスマ仲人を取材したことをきっかけに「ご縁を結ぶ仕事」に興味を持ち、現在は結婚ナビゲーターとしても活動中。婚活のためのレクチャーやイベントも多数開催する。プライベートでは、婚活パーティーで知り合った夫と結婚し、双子の母。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。「最短結婚ナビ公式サイト」(http://www.saitankekkon.jp)、YouTube「仲人はミタ チャンネル」(https://www.youtube.com/channel/UCObGYwIfj_oY-cm9LlnFmdA)。

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