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“夏バテ”気味? 管理栄養士おすすめの“夏バテ予防”レシピ

猛暑が続き“夏バテ”になっていませんか? 管理栄養士がおすすめする“夏バテ予防”食材を紹介します!

夏バテを予防するための食事のポイントとは?
夏バテを予防するための食事のポイントとは?

 気温35℃を超える日が続き、夏バテしている人も多いのではないでしょうか。暑い日が続くと、そうめんや冷やし中華、冷たい飲み物など、食べやすさを重視した食生活に偏りがちです。そこで、管理栄養士の浜本千恵さんに、残暑も乗り切るための食のポイントを聞いてみました。

豚肉、納豆は「強い味方」

Q.夏バテを予防するための食事のポイントを教えてください。

浜本さん「夏は食欲が落ちやすく、冷たい飲み物やそうめんなど、のど越しのいいものばかり食べてしまいがちです。とくに麺類だけで食事を済ませることが続くと、栄養バランスが崩れて、疲労物質が体に蓄積しやすくなります。これが夏バテを引き起こす原因にもなってしまいます。

大切なのは、炭水化物に偏った単品メニューは避け、できるだけバランスよく食べることです。3食バランスよく食べるのが理想ですが、難しい場合は2食だけでも、意識的に栄養をとるようにしましょう。冷たいものばかりで胃腸を冷やし過ぎないようにすることも大切です」

Q.夏バテ予防のために意識してとりたい栄養素と食材はあったりしますか?

浜本さん「疲れにくい体に欠かせないのが、『タンパク質』と『ビタミンB1』です。どちらも豊富に含まれている豚肉や納豆は、夏バテの強い味方といえます。

また、免疫力アップや疲労回復によい『ビタミンC』は、トマトやピーマン、ゴーヤなどの夏野菜に豊富です。果物ならキウイフルーツが、ちょうど安くておいしい季節なのでおすすめです。『クエン酸』も疲労回復に効果的なので、梅干しやレモンも取り入れるとよいと思います」

Q.豚肉や梅干し、夏野菜などをとりいれた、おすすめの夏バテ予防レシピも教えてください。

浜本さん「どうしても麺類しか食べられないというときでも、ちょっと工夫を加えるだけで夏バテ対策メニューに変わります。ぜひ以下のレシピを試してみてください。

さっぱり食べられて、栄養バランスもばっちり。簡単に作れるので、忙しい日にもおすすめです。

◆梅風味 豚しゃぶそうめん
【材料(1人分)】そうめん…1束、豚肉(しゃぶしゃぶ用)…約80グラム、トマト…2分の1個、梅干し…1個、めんつゆ…適量

作り方:湯を沸かし、そうめんと豚肉を茹でる。めんつゆに梅干しをくずして混ぜておく。茹でたそうめんと豚肉をざるにあげて冷水で締め、皿に盛る。スライスしたトマトをのせて、めんつゆをかければ完成です」

(オトナンサー編集部)

【えっ!】簡単! タンパク質、ビタミンB1、ビタミンC、クエン酸…“夏バテ”予防できる食材がコレです!

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浜本千恵(はまもと・ちえ)

管理栄養士

管理栄養士として、雑誌や大手量販店、企業サイトへのメニュー提案、料理撮影、食のアドバイスなどを行う。また、地域の保健福祉センターの介護予防講座、アンチエイジング講座の講師の他、専門学校の非常勤講師にも従事している。

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