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スーパーの日本シリーズ記念セール、福岡はホークスで広島はカープ…中間の山口県は?

プロ野球日本シリーズ終了後、福岡、広島両県などで、百貨店やスーパーが記念セールを行いました。両県に挟まれた山口県で、“境界線”はどのように引かれたのでしょうか。

イズミの「ホークスセール」「カープセール」の境界線
イズミの「ホークスセール」「カープセール」の境界線

 福岡ソフトバンクホークスが制したプロ野球日本シリーズ終了後、福岡県内の百貨店やスーパーでは、2年連続の日本一を祝うセールが始まりました。一方、惜しくも敗れた広島東洋カープの地元・広島県でも、選手たちの健闘を称えるセールが開始。それでは、両県に挟まれた山口県はホークスとカープ、いずれの立場なのでしょうか。ショッピングセンター「ゆめタウン」を展開する「イズミ」(広島市東区)に聞きました。

下関市は「ホークスエリア」

 ホークスとカープによる日本シリーズは今回が初めて。また、かつて福岡に本拠を置いていた西鉄ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)も日本シリーズでカープと対戦したことはないため、史上初めてとなった福岡-広島対決は11月3日、ホークスの4勝1敗1分けで終了しました。

 イズミの広報担当者に聞きました。

Q.日本シリーズ後のセールは何日から何日までですか。

担当者「4日から7日までです」

Q.ホークスの日本一を祝うセールをしている地域は。

担当者「福岡県内の18店舗に加え、熊本、佐賀、大分各県でセールをしています。山口県内は下関市のみが『ホークスエリア』で、4店舗でホークスの日本一を祝うセールをしています」

Q.カープの方は。

担当者「『感動ありがとうセール』として、広島県内の32店舗をはじめ、岡山、島根、香川各県で実施中です。山口県では、『ゆめタウン小野田』(山陽小野田市)から東の9店で、カープの感謝セールをしています」

Q.ホークスとカープ、それぞれの地域を分けた理由は。

担当者「もともと物流の関係などで、下関市までを『九州圏』と考えています。テレビでもホークスの試合中継が流れています」

Q.境目となった地域では、両チームのファンが入り交じっているのでは。

担当者「当日、チラシも折り込みましたので、特に混乱はなかったと思います」

Q.日本シリーズでは、どちらを応援していましたか。

担当者「両方を応援していました。私どもは、ホークスもカープも、どちらもスポンサーになっています」

Q.イズミの本社は広島市ですが、ホークスの日本一セールをすることに葛藤はありませんか。

担当者「葛藤はございません。九州にもたくさん出店させてもらっていて、九州も『地元』という認識で営業させていただいております。売り上げ規模も、中四国地方とほぼ半分ずつになっています」

 この“境界線”について、SNS上では「けっこう西だな」などの声が出ていました。

(オトナンサー編集部)

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