「下町ロケット」は熱血ドラマなのに、なぜ“芸人”にこだわるのか?
すべては芸人へのリスペクトがあってこそ
同じ芸という意味では、歌舞伎役者の中村歌昇さんや尾上菊之助さんも含めて、伊與田英徳プロデューサーが、芸人のキャスティングにこだわっているのは間違いありません。同作がこれほど多くの芸人を起用できるのは、伊與田さんがたくさんの舞台や作品を鑑賞し、培われたスキルと新たな可能性に注目するなど、芸人に対するリスペクトが強いからでしょう。
だからこそ、彼らの見せ場は多く、放送前のみならず放送中や放送後も話題になっているのです。
もちろん「下町ロケット」の中心にいるのは、阿部寛さん、安田顕さん、竹内涼真さんら俳優であることは明白。ただ、アーティスト、キャスター、声優など、さまざまな分野からのキャストが重要なアクセントになっているのも事実であり、その“最大派閥”として芸人が選ばれているのです。
今後、イモトさんら出演中の芸人にどんな見せ場が用意されているのか。さらなる芸人のキャスティングはあるのか。落ち込み、泣き、悔しがり、怒る…最後まで芸人たちは、他の作品以上に生き生きとした姿を見せてくれるでしょう。
(コラムニスト、テレビ解説者 木村隆志)
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