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「ユーチューバーになりたい」子どもの夢に潜む危険 成功の裏でトラブル多発も

大切なのは「客観的情報へのアクセス」

 石川さんは続けます。「YouTubeのような動画コンテンツは日々、多様化しており、VR(バーチャルリアリティー)のような新しい技術も次々と出てきます。ユーチューバーにバラ色の未来が待っているわけではありません」。

 そうした現実はネットで調べればすぐにわかることで、「子ども自身に現実を知らせることが大切です。子どもはネットやYouTubeの良い側面しか見ていません。親御さんはお子さんに対して、客観的な情報にアクセスさせるよう、しっかり教育しましょう」。

 ただし、親が「良い側面」を知らずに子どもを一方的に叱るのは逆効果。「自分が何を言っても親は理解してくれない、それならば内緒で投稿してしまおう」ということになりかねないといいます。

 ちなみに石川さんによると、ユーチューバーになりたい子どもより心配なのが「安易な自撮り投稿をする子ども」。下着写真やキスをする写真、そうした写真を平気で投稿する中高生が多いといいます。

 傍観するのではなく、自分の子どもに積極的に関与することが求められているのかもしれません。

(オトナンサー編集部)

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石川結貴(いしかわ・ゆうき)

ジャーナリスト

家族・教育問題、児童虐待、青少年のインターネット利用などをテーマに豊富な取材実績を持つ。ネット、スマホの利便性の背後にある問題に追った著書「スマホ廃人」(文春新書)は、国公立大学入試問題に採用されている。2020年から共同通信社の配信により、全国の地方新聞で「スマホ世代の子どもたち~大人の知らない最新事情」を連載。テレビ出演や全国各地での講演会など幅広く活動する。その他の著書は「子どもとスマホ」(花伝社)「ルポ 居所不明児童」(筑摩書房)など多数。

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