「子宮がん」の正しい知識 2種類の違いを覚えよう!
子宮頸がんの進行度と治療
進行度
進行度はステージで表され、「I」~「IV」の4段階から、さらに「Ia1」などに細かく分類されます。ここでは5つのステージについて解説します。

治療法
子宮頸がんの治療には、大きく「手術(外科治療)」「化学療法」「放射線療法」の3つがあります。1つの目安として、「0」~「II」期までの早期のケースでは手術を、「III」期以降は化学療法と放射線治療が選ばれることが多いようです。
・手術(外科治療)
早期子宮頸がんの一般的な治療は手術です。がんのある組織を円錐状に部分的に切除する「円錐切除法」のほか、子宮部分を切除する「単純子宮全摘出術」、子宮だけでなく腟の一部や周辺まで取り除く「広汎子宮全摘出術および骨盤リンパ節郭清」があります。がんの広がり具合によって決まりますが、女性にとっては大きな決断です。主治医や家族とよく話し、納得した上で決めましょう。
・放射線治療
放射線照射によってがん細胞を小さくする治療。がんの根治(完全に治すこと)のためや、術後の補助的な治療として行われます。体の外から放射線を当てる「外部照射」と、腟から器具を入れて子宮のがん細胞に直接働きかける「腔内照射」があり、原則として併用します。
副作用は、照射部分の皮膚の炎症、だるさや吐き気、食欲不振など。直腸炎や膀胱炎を引き起こすケースもあります。
・化学療法
抗がん剤による治療です。多くは子宮から離れた場所に転移がある場合や再発したケースで行われます。抗がん剤による主な副作用は以下の通りです。
脱毛/口内炎/下痢/吐き気/動悸・不整脈/肝臓・腎臓の機能障害
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