「子宮がん」の正しい知識 2種類の違いを覚えよう!
子宮がんには「子宮頸がん」「子宮体がん」の2種類があります。ただし、いわゆる「子宮がん検診」では子宮頸がんしかわかりません。実はこの2つ、子宮がんと一括りにはできないほど性質も症状も異なっているのです。ここで正しい知識を身につけましょう。
子宮頸がんとは
子宮と腟がつながる部分(子宮頚部)の上皮(表面の細胞)に発生するのが子宮頸(けい)がん。子宮がんのうち約70%が子宮頸がんです。20歳以降に増え、30~40歳でピークを迎える比較的若い年代に多いがんと言えるでしょう。
原因となるのは「ヒトパピローマウイルス(HPV)」です。HPVは特別なウイルスではなく、性体験のある人であれば一生に一度は感染するとされる極めてありふれたウイルスです。発がん性の高い「ハイリスクHPV」に長期間持続して感染すると、がん化することがあります。
子宮頸がんのリスクが高いとされているのは、妊娠・出産の回数が多い人や喫煙習慣のある女性。定期的な検診を心がけ、気になる症状があった際には婦人科を受診しましょう。
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