NHK、奨学金受給学生などの受信料免除へ 2019年2月から、約21万件見込み
NHKが2019年2月から、経済的な困難を抱える学生の受信料を全額免除します。
NHKは9月10日、経済的な困難を抱える学生を対象に2019年2月から受信料を全額免除すると発表しました。10日、総務大臣に認可されました。親元から離れて1人暮らしをしており、奨学金を受給している学生などが対象となります。対象となる契約件数は約21万件、免除額は約23億円になる見込みです。
12月をめどに申請の受け付け開始
NHK広報部によると、対象となるのは(1)奨学金受給対象の学生(2)授業料免除対象の学生、などです。
(1)については、日本学生支援機構、地方自治体のほか、学校などが実施する奨学金制度のうち、経済的理由の基準がある制度の奨学金を受給している学生が対象となります。
(2)については、学校が設ける授業料免除制度のうち、経済的理由の選考基準がある授業料免除制度の適用を受けている学生が対象です。
このほか、区市町村民税が非課税の世帯や公的扶助を受けている世帯で、親などと生計を共にしている学生も対象とします。
NHKは2018~20年度の経営計画に受信料の負担軽減を盛り込んでおり、奨学金を受給する学生などを対象にするとしていました。
今年12月をめどに、免除に関する具体的な申請方法をホームページなどで公表するほか、申請の受け付けを開始したいとのことです。
(報道チーム)
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