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広島のお好み焼き店「みっちゃん総本店」が東京進出へ 県外初、新橋駅近くに12月

広島のお好み焼きの人気店「みっちゃん総本店」が東京に進出します。広島県外への出店は今回が初めてです。

「みっちゃん総本店」のお好み焼き(ホームページより)
「みっちゃん総本店」のお好み焼き(ホームページより)

 広島駅などで長蛇の列ができる人気店、お好み焼きの「みっちゃん総本店」が東京に初進出します。そば入りのお好み焼き、とろみのあるソース、ヘラで食べるスタイルなど、広島のお好み焼きのスタイルを確立したとされる老舗ですが、広島県外への出店は今回が初めて。運営会社の社長は「みっちゃんのお好み焼きの味を守りつつ、より多くの人に『広島のお好み焼き』を味わってもらいたい」と意気込んでいます。

「半年以上の修業」快諾でFC契約

 広島市内で「みっちゃん総本店」を運営する「いせ」(広島市佐伯区)と都内でのフランチャイズチェーン(FC)契約を結んだ「TRIPLETS」(トリプレッツ、東京都渋谷区)が、 新橋駅(東京都港区)近くで建設中の飲食店ビル2階に出店します。トリプレッツは、ホテル運営などを手掛けるカトープレジャーグループ(東京都千代田区)傘下です。

 座席数は68席と「みっちゃん総本店」の中で最大となります。お好み焼きや肉料理、カキ料理などを提供し、「いせ」はロイヤルティーを受け取ります。開店は12月を予定。

 みっちゃん総本店は1950年、「美笠屋」の名で創業。創業者の長男、井畝(いせ)満夫さんが、自身の愛称「みっちゃん」にちなんで店名を変更しました。広島市内に直営6店とFCの1店があり、広島駅の店は1日1000枚のお好み焼きを作ることもあるそうです。

「いせ」の小林直哉社長に東京出店の経緯などを聞きました。

Q.広島県外に初めて店を出すことになった経緯を教えてください。

小林社長「『東京に店を出しませんか』という話は以前からたくさんありました。しかし、職人を送り込まないといけないし、広島の本社から離れた東京での店舗運営は難しいと思っていました。FCの話も数件ありましたが実現しませんでした。お好み焼きの味、みっちゃんの味を守ってほしい、との思いから、『最低でも6カ月は広島で修業してほしい』と条件を付けていたからです。

半年の修業というのは、先方にはリスクがあります。『2カ月にできないか』と言われたこともありましたが、お断りしました。カトーさんは、半年の修業は『当然』と、今年1月に3人、料理人を送り込んでこられました。3人とも現場で調理に携わってきた人で、50代のベテランの人もいて、カトーさんの意気込みを感じました。3人に7カ月間、広島のみっちゃん総本店で修業してもらい、出店が実現することになりました」

Q.県外初出店が東京になった理由は。

小林社長「『県外でやるなら東京』とは常に思っていました。広島出身の人がたくさんおられますし、みっちゃんをご存じの人も多いです。百貨店などでの催事の際、お客さんから『東京に店を出さないんですか』とよく言われることも理由の一つです」

Q.広島のお好み焼きは、焼き方が独特です。ソースなども特徴がありますが、どのようにして味を維持しますか。

小林社長「先ほどお話したように、3人に7カ月間修業をしてもらいましたし、開業当初の1~2カ月は広島からベテラン職人1~2人を派遣して、お好み焼き作りを応援します。材料やソースは広島と同じものを使いますし、時々、私たちが店に出向いて味をチェックさせてもらう機会を作るつもりです」

Q.これまで広島にしか店がなかったことで、「広島に行ってこそ、みっちゃんのお好み焼きが食べられる」という価値もあったかと思いますが、その点は。

小林社長「私どもの方針として、『広島のお好み焼きを全国に広めていこう』『広島のお好み焼きをスタンダードにしたい』という思いがあります。今は関西のお好み焼きがスタンダードです。広島で観光に来られた人と話すと『混ぜて焼くお好み焼きにそばが入っているんでしょ』とよく言われます。

広島のお好み焼きのスタイルは、私どもの井畝満夫が確立したと言われています。広島にいるだけでは、知ってもらう機会が少ない。やはり東京に進出して、いろんな人たちに食べていただくことで、認知度を上げたいという思いがあります。一方で、同じものであっても、食はその地で食べると違うと思います。私たちも『地元で食べるとやっぱりおいしいね』と言っていただけるよう頑張ります」

Q.1号店以降の予定は。

小林社長「そこはカトープレジャーさんが決められることですが、ある程度成功したら2号店を、とは考えておられるようです。ただ、私どもとしては、そんなに多店舗化しようとは考えていません。より多くの人に触れてほしいのですが、『どこにでもある』となっても困るので」

Q.改めて、東京進出の意気込みを聞かせてください。

小林社長「繰り返しになりますが、広島のお好み焼きを多くの皆さんに食べていただき、知っていただきたいと思います」

(報道チーム)

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